キラリ会

10月26日
キラリ会
福井でキラリ会をスタートして早や7年が経過しようとしている。毎回スピーカーをお願いして、「福井の魅力」についてお話をいただく。思いのたけを開陳してもらうのである。福井県の勝山生まれ、東京からヨーロッパへ遊学され、そしてアメリカで10年のキャリアを積まれたケイテー株式会社の社長、勝山商工会議所会頭の荒井由泰さんにスピーカーをお願いした。羽二重から人絹そして合繊へ、繊維王国福井の変遷を聞いた。未だに繊維産出高日本一(人口割)の福井県のことはよく知っていたが、現代美術と福井県の関わりを知っている人は少ない。土岡秀太郎(北荘画会、北美文化協会)が前衛美術活動を旗揚げして、福井、勝山、大野等を舞台に活躍していた。全国からも、多くの芸術家が集い、福井に芸術の花が開いた時があったのである。岡本太郎、難波田龍起、橿尾正次(和紙)、北川民次、瑛九、池田満寿夫、靉嘔(アイオー)、元永定正など一流の人々であった。今から考えると信じられない程の有名作家達である。しかもその当時は、有名作家でも売れない時代だった。それを支援したのが、福井県のコレクター達だった。
版画をはじめ、数多くの名品が福井に残っているのは、間違いないところであろう。

投稿者: jsb 日時: 2013年10月26日 14:46

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