リーダー

10月31日
リーダー
チームの成果を決定する要因は、チームリーダーの資質だといわれる。企業のリーダーは社長。県や市の場合は、知事や市長。燃える集団を作りあげられるかどうかが成果につながる。
福井県について考えてみたい。人口は43番目と少なく、都市へ若年層の人口流出が続いている。県内総生産は41番目とこれも低い。面積は34番目と人口の割に広い。自然が身近に感じられる快適な環境にある。1人当たりの所得は22番目と中位にあり、特殊要因を持たない県としてはかなり上位にあると考えられる。小・中学生の学力・体力はともに全国トップクラス。長寿の国でもある。古くから、越のくにの中心として繁栄し、伝統文化が県内各地に残っている。このすばらしい素材を生かして明日の福井県をどう作り上げていくのか。西川一誠知事の手腕にかかっている。現在の福井県の最大の特徴は「電力生産県」である。半世紀以上に亘って原子力発電のリーダーをつとめてきた。今、原子力発電は極めて難しい局面を迎えている。次世代型の自然エネルギーを求めるあまり、現状を無視した議論が横行している。国の方針が右往左往する中で、福井県は常に国の姿勢を問いただしてきた。電力消費地の知事が賛否の間を揺れ動いている中で、確固とした信念を持ち日々のエネルギー政策への批判をまげずに行ってきた西川知事のリーダーとしての資質を高く評価したい。東京オリンピックまであと7年、福井国体まであと5年、北陸新幹線は1年後に金沢駅まで開通する。そこから先が議論中だという。九州新幹線は鹿児島まで開通している。東北新幹線は青森まで開通。北陸だけなぜ金沢で区切るのか。私達の理解できない国の無策ぶりである。交通インフラは開通してはじめて、その効果を発揮する。西川知事の更なる活躍を期待したい。

投稿者: jsb 日時: 2013年10月31日 11:01

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