繊維産業

1月22日
繊維産業
かつて繊維王国といわれた湖国近江、そして福井県、石川県は今なお繊維産業に携わる者が多い。特に福井県は人口割で見ると日本一の産地である。私の友人も繊維業が多い。世界を見ると、最大の生産国は中国になってしまった。バングラデシュのジュート以外、綿花、綿糸、綿織物、化繊、再生、合繊等は中国が1位を独占している。最近「チャイナプラス」の言葉が取りざたされるようになり、インド等のアジア諸国への工場新設が始まっている。海外リスクには常に最新の注意が必要なことは当然である。繊維産業における貿易の世界シェアを見てみると、EUが約3割。中国・アメリカが約1割3分、日本、韓国、台湾、インド、パキスタンがそれに続いている。先進国は輸入が輸出を大きく上回って入超となっている。最近、頭打ちになっている韓国や台湾の産業にかわり、インドの成長が著しく、インドは中国のライバルになってきた。日本の産地の生き残り策はEUに学びたい。高級品やブランド化、オリジナル品の輸出にもっと力を入れなければならない。

投稿者: jsb 日時: 2014年01月22日 14:24

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