隣国中国の問題点

1月29日
隣国中国の問題点
西側の資本を導入し、「社会主義市場経済」を推進してきた中国は20年間の発展を経て今危機を迎えつつある。等身大の中国「中国最新事情」が各方面で特集になったり、講演会が開かれている。私の中国観とは多少差があるが、問題点として参考になることが多い。問題点をまとめてみると…。
1.法の未整備。民法、商法、会社法、証券取引法、破産法、金融制度の詳細な取決め等が乏しく、トラブルの原因となっている。報道規制が強化されている。
2.五大商業銀行は国有大企業中心にしか貸出しをしない。民間企業は資金を豊富に持つ大企業から借りている。陰の銀行と言われているもの。元本・利子の返済などを義務付けられているかどうか疑問。利率は30%/年と高い。
3.商道徳、企業間信用などは乏しい。知的財産権はないに等しい。サイバー攻撃等を平気で行う意識が強く残っている。弱者救済制度なし。
4.光と陰の明暗がはっきりしている。大格差社会が出来上がっている。生存競争に参加できる人はごく僅かである。少数民族チベット、ウイグル、モンゴル、朝鮮系、山岳民族等は、弱者として省みられることが少ない。殆どの農民もそれに近い差別に悩んでいる。大都会は高層ビルが林立し、郊外のマンションも立派であるが、共に空室が目立つ。
5.環境汚染問題が深刻。北京、上海、重慶、大都市、工場地帯など汚染が広がっている。目が痛い。PM2.5の影響だ。日本列島、韓半島にも影響が出ている。水質汚染も深刻で、飲料水が危機にひんしている。食の安全が云々されており、鳥インフルエンザには今後注意必要。ゴミ処理については制度が未整備である。
6.統計の不備。毎年軍事費が15%前後ふえつづけている。外貨準備高3.8兆ドルと発表されたが実際はずっと少ない。日本の1.2兆ドルより少ない?GDPの半分は外国資本が稼いでいる。国営放送や統計等の信ぴょう性が疑われるケースあり。要注意。
以上の通り、問題点を数多く抱えているが、平和的な友好の民間交流が長く続いており、更に交流を深めることにより両国間のわだかまりを解消したいものである。

投稿者: jsb 日時: 2014年01月29日 12:20

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