2014年08月のアーカイブ

床暖房と蓄熱式暖房

8月31日
床暖房と蓄熱式暖房
理論的には大差がないはずの二つの暖房方式ではあるが、満足度に大差がある。蓄熱式が評判がよい。床暖房は寒い時間に電気を使うが、蓄熱式暖房は夜間電力を使う。電気代の差が大きいのだ。もっと夜間電力使用器具の開発に注力する必要がある。夜間電力を使う電気温水器も大きな省エネ効果がある。

東京五輪一極集中反対

8月30日
東京五輪一極集中反対
東京五輪が近づいている。舛添知事は東京一極集中での開催を止めるべきだ。日本の本当の魅力は地方にある。世界中から観光客が来てくれるこの機会に日本の風光明媚なよさ、おもてなしの心に満ちた人々の笑顔、とびきりおいしい和食や地酒。この機会に地方のすみずみまで世界の人々に知ってもらいたいものだ。

傘寿記念歌集

8月29日
傘寿記念歌集
母が身罷って早や20年近く経つ。母の傘寿記念に歌集を出したいというので、弟妹に声をかけ出版した。「四季つつじ」という。あと少しで私も数え年で傘寿を迎えようとしている。母には60年以上続けた和裁塾があった。私のミッションは何かと自問する日々である。ブータンの民族衣装の美しさを見るたびに、日本の着物の凋落ぶりに涙が出る。日本文化に対する誇りを是非とり戻そうではないか。これが私の使命だと気付く今日この頃である。

死因調査(福井県)

8月27日
死因調査(福井県)
最近の死因調査では人口10万人に対し、死因トップのガンが300人、心疾患が約半分の160人、肺炎・脳血管がほぼ同じ100人ずつ、事故死50人となっている。ガン死の比率が年々高くなると同様に心疾患と肺炎がふえているのが気になる。そして不慮の事故死の多いことに驚く。後期高齢者は特に注意が必要だ。

健康の基準値

8月26日
健康の基準値
今年4月人間ドック学会の新基準値が発表された。今まで悪玉コレステロールの値が60〜119が標準とされていたが、新基準では男性72〜178、女性61〜190と大きく変わった。特に女性は年齢差により基準を変えた。また血圧も今までは85未満の拡張期血圧が51〜94と大幅に拡大され、収縮期血圧も130未満から88〜147と拡大された。私は降圧剤を常用していたので特に驚き、服用を半分にひかえることにした。

友あり遠方より来る

8月24日
友あり遠方より来る
あまりの酷暑に誘われて、久しぶりの暑中見舞いを出したところ、多くの友から便りがかえってきた。電通、博報堂など大手広告代理店の役員をしていたクラマ画会の友人達からも、福井へ来るとのうれしい便りである。ブータンミュージアムを見たいという。永平寺や東尋坊そして平泉寺や一乗谷、陶芸村など案内したいところは山ほどある。そわそわしながらその日を待っている。

軽自動車販売

8月23日
軽自動車販売
今年の自動車販売は4月消費税の影響で低迷中。「軽」はのび、初めて4割をこえる見通し。ガソリン価格の上昇はとまらず軽への乗換はつづく。福井県の軽は5割だ。「軽」思想の世界標準化を考えよう。

ブータン緑化率70%以上

8月22日
ブータン緑化率70%以上
持続可能な発展をめざすブータンは木材資源の保全に注力している。森林原野率は70%をこえている(日本は67%、福井県は70%以上を保つ)。地下資源を持たない私達がこれから取組むべきものは、この森林の有効活用である。バイオマスエネルギーの研究開発もぜひ取組みたい課題である。藻谷浩介君が里山資本主義という小冊子を発刊した。乞一読。

求めよさらば開かれん

8月20日
求めよさらば開かれん
願わなければ叶わない。扉をたたかなければ扉は開かれない。財務省では「要求なきところに査定なし」と昔からいわれている。北陸新幹線延伸の話である。福井県民が声を揃えて「敦賀まで一刻も早く。そしてその後…」と訴えなければ実現は遅れるばかりだ。国土強靭化を主張する国交省太田大臣、地元の高木副大臣に、県民の総意を伝えなければならない。

季節を味わう

8月19日
季節を味わう
知人から桃をいただいた。ジューシーでとてもおいしい。長男家族におすそわけした。梨も西瓜も店頭を飾っている。銷夏には果物もよいが、冷しソーメンが最高。夏バテにはうなぎがよい。近くのうなぎやが大繁盛している。旬の味覚を楽しめる福井は最高だ。夏の足羽山の茶屋で頂くおろしそばも格別。そばどころ福井はもっと喧伝する必要がある。

冬虫夏草

8月13日
冬虫夏草
金と同じくらいに高価だといわれるものに冬虫夏草がある。ヒマラヤの高山の奥でしか採れない。ブータンで毎年市がたつ。漢方薬の白眉であるが、日本では薬品と食品の中間に位置している。ブータンの薬草研究所の隣に薬草博物館があり、そことの業務提携が目下進行中である。そこでも展示・販売されている。薬効はガンに効くとのことであるが定かではない。環境科学研究所の友人に鑑定を依頼したいと考えている。

ブラジルのサッカー大会

8月12日
ブラジルのサッカー大会
ブラジルのサンパウロやリオデジャネイロだけでなく、遠隔地で多くのサッカー試合が行われた。東京五輪もこれに見倣うべきだ。特にオリンピック開催国は、文化や教育に関するイベントを開催しなければならないが、日本は何をどこでどんな風にこのイベントをやるのであろうか。私は札幌や高知そして福井など日本全国で愛好家が多い「よさこい踊り大会」が開かれることを期待している。そして開会式当日にはメイン会場で10万人のよさこい踊りを披露してほしいと願っているのだ。

打てば響く

8月10日
打てば響く
ブータンに命を捧げた偉人、西岡京治を顕彰する企画展を開いている。西岡里子夫人に招待状を出したところ、出席はすぐには無理だがJICAが撮影したDVDがあるので送ったとの連絡あり。一同驚喜。各方面から多くの反響あり。西岡京治の陰徳の大きさに改めて感動している。ブータンのJICA事務所へ赴任する高野翔君が挨拶に寄ってくれた。朝熊所長を助けて大活躍してくれることを祈っている。

白川静資料館オープン

8月9日
白川静資料館オープン
福井駅前に白川静資料館をオープンした。世界に冠たる白川文字学の生みの親「白川静博士」の真の姿を知ってもらいたいとの願いからだ。これ程の偉業は少ない。県立図書館には膨大な資料がある。そこへの道案内のつもりで開館した。漢字に対する興味がさらに深まることを期待している。

福井県の人口79万人

8月8日
福井県の人口79万人
人口減少に危機感をあおる報道が多い。人口減少により日本経済が大きなダメージを受けるとの観測。果してその考えは正しいのか。地球規模で考えてほしい。人類は現在異常繁殖を続けている。このままでは危険である。福井県では対策本部を設けて人口減少に歯止めをかけたいとのこと。現在福井県の人口は79万人。年間減少数は284人である。何も心配することはない。284人/年の人を福井県へ誘致するにはどうするのがベストかを考えればよい。それは福井県内の各地で「幸福日本一」の生活をしている福井県民の日常を日本中に世界中に知らしめれば、たちどころに284人は移住してくる。いや10倍、100倍の人が集まってくる。私はその為に、福井県の良さを県外にアピールするボランティア活動をはじめている。今度またインターネットによるバイリンガルとインタラクティブの二つの特長を備えた新しい情報発信事業をはじめる。

西岡京治をしのんで

8月6日
西岡京治をしのんで
日本で初の西岡京治展をブータンミュージアムで開催中。ブータン政府諸機関の後援をいただき、資料の収集制作にスタッフ一同頑張った。今から50年前に、夫婦でブータン王国へ農業指導専門家として渡り、その地で生涯を終えた。ブータン農業の父。JICAボランティア活動の先駆者。調査すればする程、彼の魅力にひかれていく。日本人として真に誇れる人物だ。彼の情熱を学んで日本の農業再生に生かしてほしい。企画展は11月9日までつづく。

禅の道場永平寺

8月5日
禅の道場永平寺
道元禅師が福井県永平寺町で禅寺を開かれたのは鎌倉時代1244年。「只管打坐」坐禅こそが最大の修行と位置づけ、生活の中に諸々の規範を設けられた。以来770年、禅の道場として数多くの修行者たちの生活の場となっている。座禅を最初に行ったのは釈迦即ち佛陀である。続いて面壁9年と言われる達磨大師が有名で足がなえる程の厳しい修行が伝えられている。高野山を開いた空海は太平洋を望む岩壁の上で坐禅を組んで悟りを開いた。しかし道元禅師は坐禅の方法を詳しく指導。呼吸法、身体をゆらさないことなど詳細に亘っている。雨露や風雨に邪魔される所でなく静寂の中で行われることを求めた。その教えは洗顔に始まり清掃、食事、排便、入浴に至るまで生活のすみずみに及んでいる。私は数々のご縁を賜り、若い頃から永平寺へ出入りすることが出来た。そして今なおそのご縁が形をかえて続いていることに感謝している。

マイナスからの出発

8月3日
マイナスからの出発
日本酒業界の苦難の時代があった。バブル全盛期の頃の中小酒蔵は、バルク買いといわれる酒蔵の生産量を大手の酒蔵に丸ごと買上げられる状態が続いた。京都伏見や兵庫灘の酒蔵へタンクローリー車で販売していたのである。バブル崩壊後、この方式が中断し、自分が自分で売るという以前の販売方法に戻っていった。安易なバルク売りに浸っていた酒蔵は、お客様の日本酒ばなれの中で、厳しい経営を迫られた。日本酒の販売量が毎年前年を下回り、倒産廃業の嵐が吹き荒れたのである。永年親しんできた地元の酒蔵が苦しんでいるのを見るにしのびず、JR福井駅前に小売店舗(アンテナショップ)を開店し、福井の地酒だけを売ることにした。福井県のおいしい日本酒だけを販売する店である。同時に南青山291での福井県の地酒のPR会、そして福井の地元での愛酒会「五百万石大名会」を開催、福井での酒蔵めぐりツアー(京福バス協賛)もはじめた。あれから5年が経過。マイナスから出発した福井県の地酒の蔵元は次々とヒット商品を創り出し、地酒ブームとあいまって経営は軌道に乗りつつある。その中の酒蔵に伊藤酒蔵がある。福井市の西部で一人の杜氏がすべての酒造りを行っている。おそらく日本中でもこれほど零細な酒蔵は少ない。しかし味がよい。香りもまたよい。すべてが小作りという小さなタンク毎に作っていく全くの手作りである。初夏の一夕、福井市中心部の足羽山腹の御りょうり離世(はなせ)で、庭に松明をたいて、薫酒大吟醸酒と日本料理の粋を楽しんだ。至福の一時であった。伊藤酒造は限定販売しかしない(できない?)ので、すべてがまぼろしの酒である。日本酒は冷酒の時代を迎え今や世界が求める時代に入りつつある。チャンス到来だ。独身の杜氏に良縁がある事を祈りたい。

中学校の生徒会からの寄付

8月2日
中学校の生徒会からの寄付
男女5人の中学生がブータンへ送る中古楽器を寄付したいと訪れてくれた。よく聞いてみると、新聞記事を読んで、生徒会が中心になって各家庭の押入れの中に眠っている使わなくなった小学校時代の楽器を寄付することにしたとのこと。たくさんのいろんな楽器を持参してくれた。後から先生も入館していただいて贈呈式を行った。ブータンへの楽器の寄付が絶え間なく続いているのは、福井市民の皆さんの温かい心のおかげである。特に今回は生徒会が中心になってくれたことで喜びも感謝の心も倍になった。

あなたの声を世界に

8月1日
あなたの声を世界に
世界に発信するために、本の朗読者を募集しようと考えた。本の名前はPHP出版の「道をひらく」著者は松下幸之助。日本語と英語で発信する。1人で2言語を担当するのは難しいと思われるので別々の方を募集する。報酬は原則無料のボランティア活動となる。交通費は支給したい。将来はNHKワールドや放送大学に匹敵するインターネットチャンネルに育てたい。場所は福井市の中心部にあるブータンミュージアム内のスタジオで収録する。プレ発信は8月1日から始めたい。来年1月1日からは、本格的に世界への発信を行う。朗読を担当する人、キャスター、日本語を英語に翻訳をする人、有名企業・有名店舗等のビデオ、写真等の収録を行う人等も併せて求めるつもりである。