民藝運動

10月1日
民藝運動
明治から大正そして昭和にかけて白樺派と呼ばれた学者、文人、画家が柳宗悦を中心に「民藝」という新しい美のコンセプトを確立した。日本各地の失われつつある手仕事を発掘し、その民藝の貴さを顕彰していったのである。それが東京の日本民芸館となり、各地の民芸協会となり、銀座の「こうげい」「たくみ」となっていった。現在の伝統工芸と言われるものの衰退箱の民芸運動を主導した先達が死亡したり高齢化し、担い手を失ったことによる。この民芸運動の再興を行うことにより、伝統工芸の衰退をくい止められよう。民芸第二世代と言われる京都民芸の西邨辰三郎のご遺族から柳宗理、西邨辰三郎ら20名でブータン王国の民芸発掘旅行でのコレクション寄贈の申し出を受けた。早速ブータンミュージアムの2階ホールの一画に「西邨辰三郎民芸コレクションコーナー」を設けたい。4周年記念展に間に合わせるつもりだ。これがまた福井県の伝統工芸作家達の励みになることを願っている。

投稿者: jsb 日時: 2016年10月01日 09:05

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3554

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)