観光地を創る

10月2日
観光地を創る
何もないところに観光地を新たに創ることは出来るか。そのテーマに取り組んできたのが福井県である。人類発祥よりもはるかに昔から、恐竜の骨は地中に埋まっていた。これを地域の宝として「恐竜博物館」をオープン。今や毎年100万人の入館者を迎えようとする人気スポットに成長した。織田信長に攻められ滅亡した朝倉家の遺跡が地中深く埋まっていたのを掘り起こし、「何もない」という「キャッチコピー」で中世の城郭・武家屋敷・民家をそっくりそのまま見せている「一乗谷朝倉遺跡」も全く今までなかった発想による観光地である。これまた年間100万人を迎えることであろう。また「池田町」がオープンさせた「ツリーピクニックアドベンチャーIKEDA」これまた4月のオープン以来、好調な滑り出しとのこと。この三つの新しい「観光地」に共通するのは、発想のユニークさである。恐竜の骨も、一乗谷の遺跡も、池田町の森林も、スポットライトを当てなければ只の物である。何の変哲もない。それをアイデアを練り、資本を投下し、上手に宣伝をつづけたことでフィーバーが起きた。この三つの新しい観光地は、今迄の福井県の観光スポットである永平寺、東尋坊、あわら温泉をしのぐ可能性を秘めている。そして第四、第五の観光地を創る機運が福井県下に横溢することを期待したい。

投稿者: jsb 日時: 2016年10月02日 09:10

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