徐福伝説

10月10日
徐福伝説
秦の始皇帝は不老長寿の妙薬を司っていた徐福に新薬発見の旅を命じた。幼童幼女数百人を船に乗せ東海へ漕ぎ出したとの事である。中国の史書には種々この件にふれているが、日本の史書には当時全く記述がない。ところが全国各地に徐福伝説が伝わっている。一つ一つ拾って歩くとどれもが面白い。中国や朝鮮とは数千年に亘って人々との交流があったのである。日本海側に特に多いが徐福伝説については太平洋側にも多くの伝説がある。私は彼等が求めた不老不死の薬が何だったのかに大きな興味を持っている。日本特産、特に北海道や東北でとれる昆布に注目している。昆布はその後北前船によって、日本海を通り、敦賀から京に入ると同時に敦賀から更に南へ運ばれ、福岡、長崎、鹿児島から沖縄を経て中国へ大量に持ち込まれていた。徐福は斉の方士(不老長生術士)であったが秦の始皇帝に雇われて不老不死の妙薬「天台鳥薬の根」を求める旅に出た。「史記」や「秦始皇本紀」によると「東海上に蓬莱、方丈、瀉州という三つの島があり、仙人が住んでいる、そこへ行くといって出発」その三つの島が九州、四国、本州なのか富士、熊野、熱田なのかそれとも白山、立山、富士の三霊山なのか、皆目見当がつかない。謎である。だがその頃からコンブの霊力は広く信じられていたようである。

投稿者: jsb 日時: 2016年10月10日 10:11

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