失われた20年の損失

11月16日
失われた20年の損失
世界の金融市場の歴史をひもといてみても、日本の1990年以降の20年間の経済失速は異状である。しかも1971年金兌換中止以降、世界経済は米ドルの信任下にあり、安定的な経済運営が行われている時期に発生した。私は1996年日本経済が呻吟している停滞期に創業し、当初の15年間は、この低迷が続く中で零細企業を育ててきた。その悪環境の中で毎年2ケタ成長を続けたのである。創業時の年齢が59才だったこともあり、金融市場対応の策のまずさに歯がゆい思いをした。1990年以降もまずかったが、黒田総裁以前も決して良くはなかった。安倍首相、黒田総裁コンビの経済対策は過去の20年と比較するとまさに雲泥の差である。今後も大いに期待できる。国有資産が妥当な価格で民間へ放出されることを願っている。それが景気回復の最善策の一つである。私は20年間遊休不動産の有効活用に全力を投入してきたが、まだまだ全国に遊休不動産は眠っている。その最たるものが国有財産である。

投稿者: jsb 日時: 2016年11月16日 13:45

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