日本の財政

11月12日
日本の財政
日本財政の赤字が1,000兆円を超えて危機的状況にあるとの報道がつづく。GDPの2倍以上の額である。消費税の引上げが焦眉の急だとの報道もある。国の一般会計の規模は約100兆円それに対して特別会計の規模は約300兆円。この財政のバランスシートが報道されることはない。企業は中小の場合もすべてP/Lだけでなくバランスシートも年々申告させられる。資産負債は白日の下にさらされる。財政の中身は全く知らされていない。特に霞ヶ関の埋蔵金の議論はいつの間にかどこかへ行ってしまった。特別会計を明確にせよとの意見が多い。車関係の自賠責特会、道路特会、車両リサイクル特会など100兆円近い金額が積み上がっている。特殊法人、独立行政法人への出資金50兆円、国有の金融資産250兆円などの証券化も急いだ方がよい。株式上場を果したJT2.6兆円。NTT4社6.3兆円。郵政3社10兆円の株式は未だに政府が保有している。日本銀行の資産200兆円も国のものである。国有不動産の再評価を行えば、日本財政は危機的状態とは程遠い健全さである。特に金融資産はアメリカ政府と比較しても大きい。ということは財政の安全性も高い。国民の金融資産1500兆円、海外にある日本の資産  300兆円など実質的な日本の資産は間違いなく世界一の規模である。いたずらにマイナスばかりを強調してはならない。個人も国家もP/LだけでなくB/Sも同時に勘案していくことが肝心である。マイナスを強調し、不安をあおる論調は謹みたい。不安社会を作り出しているのは我々自身である。心して真実をみつめたい。

投稿者: jsb 日時: 2016年11月12日 09:02

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