里山資本主義

11月27日
里山資本主義
NHKディレクターと藻谷浩介氏が出した「里山資本主義 日本経済は安心の原理で動く」が評判である。「里山」イニシァティブの世界会議が一昨年福井で開催され、参加したことを思い出している。最近では福井県に里山里海湖研究所が出来て、活発な研究がはじまっている。里山は人間と自然との共生の場所であった。現在ではブータン王国においてさえ地方の里山の管理が人手不足で十分ではない。ましてや日本では、里山に続く田園が耕作放棄となり、嘆かわしい状況である。この里山の再開発が日本経済にインパクトを与えるという説は農業や林業の経済規模の矮小さを考えると小さいといわざるを得ない。但し人間の精神状態を考えると大きな可能性が出てくる。里山開発を農や林業の面だけでなく、生活面や観光面を加味した第6次産業的な発想で見直すのである。特に若者や中高年そして女性達の中の先見性を持ったエリート達の新しい活躍の場になり得ると考えられる。真剣に検討したいものである。

投稿者: jsb 日時: 2016年11月27日 10:56

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3597

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)