大学芋

5月27日
大学芋
さつまいもは救荒作物といわれて久しい。戦中戦後の食料不足の時代を生きのびた私はサツマイモの栽培、収穫、調理などの経験を持つ。サツマイモで育ったのだ。米の3倍の人口を養うことができる。しかも育成が簡単、栄養価が高く、日本の食糧輸入が外的要因で閉ざされても、即座に対応できるのが芋の生産による救国策である。日本列島を北部はジャガイモ、中部から南部はサツマイモをつくることで何十年でも自給できる。それは日本が戦後、品種改良にとりくんできて研究レベルが世界一にあるからである。私はそれを昨年末(一財)いも類振興会、日本いも類研究会に入会してはじめてわかった。私達の地球号は今世紀末には100億人もの人口増に至る。食料危機は今でも世界の各地で深刻である。農への回帰が求められている。芋への回帰も必要である。懐かしい大学芋や干しいも、焼いもの研究を続け、未来に備えることを忘れてはなるまい。

投稿者: jsb 日時: 2017年05月27日 09:11

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