ディズニーランド

6月30日
ディズニーランド
ディズニーランドがオープンした時にはまだ京葉線が開通しておらず浦安駅からディズニーランド行きのバスに乗り換えて入場した。その頃はまだ現在のような成功を誰も想像できなかった。それが約50年構想時代を含めると約60年の関係者の努力により、世界一のテーマパークが完成した。私はディズニーランドの経営戦略を研究してきたが、当時の千葉県知事友納武人さんの英断とオリエンタルランドの初代社長川崎千春さんの構想力、そして当時の専務高橋政知さんの行動力、それを引き継いだ加賀見俊夫さんの経営力と創業時からの異色のメンバーの盡力の賜物である。特に見渡す限りの東京湾の海面のなかに敷地総面積260万坪(約870ha)の埋め立て工事のうち約45%もの巨大な敷地を入手。その時オリエンタルランドは何の資産もなく、土地の取得はどうしたらよいのかと思案投首だったとのこと。そこで千葉方式が生み出された。海面埋め立て工事を千葉県から受注し、工事は下請け業者にやってもらって、工事完成後に土地を提供するのが普通であるが、完成予定の土地を担保に資金取得を先行。工事も下請け業者の協力で支払いを待ってもらったとのこと。県からの入金を待って支払を行っていたのである。見事な資金繰りである。これは参考になる。ディズニーランド大発展の基となるもので、115万坪という巨大な土地取得の決断(川崎千春社長)と双璧をなすものである。

投稿者: jsb 日時: 2017年06月30日 09:06

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