女性の時代

平成18年5月18日
○女性の時代

 日本は世界でも稀れな平等社会である。最近は、格差の拡大がいわれだしているが、世界的に見て、格差が殆んど存在しない唯一の国が日本である。また女性に対する差別も、日本では殆んどないに等しい。私の会社では「女性の総合職」という言葉すら存在しない。すべて平等である。

 「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。」にはじまる平塚らいてう起草の雑誌「青鞜」創刊の辞を見ても、その女性の意気がよくわかる。「山の動く日来る。かく云へども人われを信ぜじ。山はしばらく眠りしのみ。その昔において。山はみな火に燃えて動きしものを。されど、そは信ぜずともよし。人よ、ああ、唯、これを信ぜよ。すべて眠りし女、今ぞ目覚めて動くなる」。「青鞜」創刊号の巻頭を飾った与謝野晶子の詩である。何という力強い女性讃歌であろうか。今を去る明治44年、95年前の女性による、女性のための雑誌「青鞜」である。おそらく世界でも初の、そしてそれ以来でも類のない雑誌である。

 日本には平安時代の『源氏物語』の「紫式部」、『枕草子』の「清少納言」以来、女性の才媛を広く認める風土がある。地上の楽園「日本」をもっともっと世界中の人達に知ってもらい、女性の活躍の場を提供していっていただきたい。特にアラブ社会の女性達の啓蒙が待たれる。

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投稿者: jsb 日時: 2006年05月18日 08:42

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コメント: 女性の時代

 はじめまして、私もらいてう先生に賛同するひとりです。  
 広い視野で見ると、女性の権利や自立など日々の生活の中で徐々に改善されつつあるのだと感じますね〜。
 また、人類を破滅させる危険のある核兵器の全廃は、これからの我々の課題であり、使命だと思います。 生命の重さは地球よりも重い〜という認識を絶えず発信していくことが大切ですね。

 私もブログでらいてう先生について記事にしました、よかったら遊びにいらして下さいね〜、ではまた!

投稿者 ルーシー | 2006年06月20日 09:31

敗戦後女性の参政権が認められて、今日の「女性の時代」の幕開けとなりました。しかし明治時代にすでに女性達は目覚めていたのです。福田英子、矢島楫子、平塚らいてう、伊藤野枝等。
 矢島楫子については、同志社との不思議な関係において、特に興味を持っています。また、矢島の姉つせの夫、横井小楠は福井藩校へ招聘されていたこともあり、明治維新後、松平春嶽の推薦により新政府の参与になりました。福井との縁を感じます。とに角、明治の女性達のお蔭で今日の日本の民主主義があるのかも知れませんね。彼女達、何という信念の強さでしょう。是非見習いたいものです。

投稿者 野坂 弦司 | 2006年06月26日 15:15

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