コインパーキング魅力の十ヶ条 その二

平成18年7月11日
○コインパーキング魅力の十ヶ条
――――その二 「土地は要りません」

 「所有せず、利用する」という新しい考え方が、バブル崩壊後に一般的になってきた。「所有」した方がよいのか、「所有」せずに借りて利用した方がよいのか、これを比較するのである。

 土地神話が生きていたバブル崩壊前には、この比較することすらナンセンスであった。土地は可能な限り「所有すべきもの」であったのだ。しかし、地価の下落は、「土地を保有すること」は「リスクである」と今迄と正反対の理論を生んだ。会計法でも「減損会計」が導入された。金融機関をはじめ、「お金持」といわれたかつての優良企業に、これは塗炭の苦しみを与えるものとなった。

 土地は所有せずに借りて利用した方が、遥かに安全である。「所有せず、利用する」ことがビジネスモデルになったのである。遊休土地は、全国津々浦々にあふれかえっている。これを活用することは焦眉の急である。何に使えばよいのか。今、最も不足しているものは何か。そこで駐車場の不足に気付き、コインパーキングを開設する為にこの遊休土地を貸していただき、利用することになった。「所有せず、利用する」ことで、新しくビジネスチャンスが生まれたのだ。私の会社では全国1300ヶ所のコインパーキングのうち、土地も自社で所有しているのは2%にも満たない。「土地は所有するものでなく、利用するものである」これが私の信念である。

 そしてもう一つ。土地を所有する為には莫大な資金が必要だ。その為の資金調達に東奔西走していて悟ったことがある。土地を所有することは、資金調達能力が限界になる。私達が三井不動産や三菱地所に勝てる筈がない。しかし、土地を借りる事には限界がない。借りた土地を有効に活用し、世の為人の為に生かす事が出来たら、地主さんの協力を得る事も難しくはない。この瞬間に「土地は要りません」というコインパーキング事業の基本姿勢が固まった。「土地を持たない人」でもこの事業で成功する事が出来る。「バラ色の人生」を手に入れる為にまわりの人々を幸せにし、喜んでいただく「コインパーキング」の基本構想が出来てきたのだった。

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投稿者: jsb 日時: 2006年07月11日 15:56

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