思いこみ(仮説)について

平成18年7月28日
○思いこみ(仮説)について

 私の書斎から東を見ると永平寺に連なる山々が見える。道元禅師の入山以前の遥かな昔からそこにある。東方の山の名は城山(標高474m)という。そして霧がかかると私の目の前に忽然として浮かび上がる山がある。標高178mの富士山の形をした、杉木立に覆われた山である。霧が晴れると山の形は消える。私達はこの山を「ゲンジフジ」と名付けた。勿論「ゲンジ」は私の名前であり、「フジ」は山容が富士山に似ているからである。発見者は私、発見者の名をとって「ゲンジフジ」と名付けた。永平寺は霧が深い。雪も深い。しかし、刻々と変化する自然の景観はまさに大スペクタクル。これを毎日見ることが出来る喜びは何ものにも替え難い。

 今日も白鷺が霧の中から数羽現われた。北から南の方向へ私の目の前を横切っていく。白鷺を見た日は「今日もよい事が待っているぞ」と強い期待を持つ。思いこみである。今日もよい事が待っていると思うことにより、プラス思考が生まれ、気持を明るくすることが出来る。奇跡はおきるものではない。奇跡はおこすものである。

 私はよく「風をつかめ」「嵐をよべ」という。自ら行動をおこすことによって、周囲の空気を変えることが出来る。その為には「仮説」を立て、それを強く思いこみ、その実現に向って全力を傾注していくのだ。
気が付くと霧はほとんど晴れ、「ゲンジフジ」の形が崩れ、元の山塊に帰りつつある。今、朝6時。今日も元気だ。感謝、感謝。

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投稿者: jsb 日時: 2006年07月28日 14:41

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