ゴールデンエイジ

平成18年9月5日
○ゴールデンエイジ

 団塊世代の退職がいよいよ来年からスタートする。第一陣の方々の年齢は、現在丁度59歳前後である。この年齢の時、59歳で私は創業した。人、物、金、情報が経営資源といわれるが、そのすべてがないスタートであった。あったのは唯一つ「夢」だけであった。

 60歳は還暦(かんれき)といわれる。十二支が5回まわって元に戻るからである。還暦を過ぎると残りは人生のオマケ。余分なものといわれてきた。しかし今や人生80年の時代を迎えた。男性寿命79歳、女性86歳となりつつある。60歳からはまだ20年が残っている。これ程の長い年月を「人生のオマケ」という訳にはいかない。過去を振り返ってみると、20年は「40歳から60歳まで」と同じである。もう一回新しい人生を最初からやり直すことすら可能である。60歳からの20年の人生こそまさに「ゴールデンエイジ」の名にふさわしい、光り輝く第二の人生である。お金も、経験も、知恵も、人脈もすべて若い者には敗けないだけのものを持っているはずだ。「失うこと」を恐れてはならない。その事だけが心配な点である。

 「失うこと」を恐れると何も出来なくなってしまう。過去の歴史を見てみよう。近松門左衛門が名作『心中天網島』を書き上げたのは67歳、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の大作は73歳、ゲーテの『ファースト』は81歳、杉田玄白の『蘭学事始』は83歳の時の作品である。政治家でもアメリカのレーガン大統領は69歳で就任、77歳まで大統領を務め上げ、アメリカの奇跡の回復をリードした。イギリスのチャーチル首相は80歳まで現役で、世界をリードした。

 さて団塊世代の皆さんはどんな新しい人生を歩もうとしているのだろうか。「ゴールデンエイジ」の名に恥じない新しい、あなただけの人生をぜひ恐れず、勇気を出して一生涯可能性に挑戦し続けてほしいと切に念願している。

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投稿者: jsb 日時: 2006年09月05日 16:57

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