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21世紀はどんな時代
平成18年9月6日
21世紀はどんな時代
日本の人口動態を見てみると、団塊世代と団塊ジュニア世代が大きく突出している。そして高齢化が進み、少子化がはっきりしている。女性の晩婚化と出生率の低下により、標準世帯(主婦と子供)が減少していくことと思われる。また単独世代(ひとり者)が増加を続け、高齢化が進み、夫婦のみの世帯は激増するものと思われる。
大胆に2020年を予測してみよう。
1980年 2000年 2020年
標準世帯 43% 33% 23%
単独世帯 18% 24% 30%
夫婦世帯 12% 22% 30%
この表から何かが見えてくる。標準世帯の名前が付けられない程に、夫婦と子供の共同生活がなくなる。即ち家族や家庭の喪失である。そして標準世帯像は「夫婦世帯」になるか「ひとり者世帯」になるかのいずれかである。「ひとり者」は結婚しない若者や中年者と女性高齢者が占める。
消費動向も変化していくであろう。住宅も「ひとり者」向のものが増えて、部屋数の多いものは敬遠される。そして、徐々に郊外型住宅から都心型への回帰が始まる。
また毎日の食事についてのニーズも大きく変化すると思われる。外食がよりポピュラーになり、日常的に外で食事をする人達が増えるであろう。趣味や嗜好も変化し、多様化するであろう。健康で長生きしたい人々へのヘルスサービスや健老施設へのニーズも高まることと思われる。
時代の先を見据えた考え方を身につけておくことがますます大切になってきた。
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