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「今」を生きる
平成18年9月20日
○「今」を生きる
過去にとらわれている人間は多い。過去に起きたこと、今となってはどうにもならないことにこだわっている人間である。過去にとらわれると人間は「とらわれ人」になってしまう。「過去という牢獄」の中でクヨクヨして年月を無駄に過してしまう。
過去に起きたことは、すべて肯定することが肝要である。過去から逃げ出す方法は、唯一つ、「過去を肯定する」ことに尽きる。過去を肯定することは、自分の失敗や不幸や不運などあらゆることを認めることになる。それが自信につながる。
あらゆるものに現在という時間即ち「今」は平等に与えられている。生まれたばかりの赤子も、死の床にいる人も、金持ちも、貧しい人も、地位や財産、年齢、性別、人種などに何の関係もなく、すべてに平等に与えられている。
そしてこの「今」はこれから死の瞬間まで延々と続いていくのである。「今」何かをするか、或いはそれを先延しにするかで、決定的な差がついてしまう。大切なことは「何をするか」でなく、「どうするか」でなく「実行すること」なのである。
「今」を生きるとは、このことを言っている。怖れるな、こわがるな、心配するな。完璧を期するな。失敗を恐れるな。
「今」全力投球せずして、いつ全力を出すのか。「今」一歩を踏み出さずして、いつ歩き出すのか。明日は「今」から始まる。「今」という限られた時間に、自分の持つ全力を傾注すれば、明日の扉はおのずから開かれる。
「今」こそという気概を持って、「今」に集中することこそ人生の指針とすべきであると考えている。一所懸命という言葉があるが、現在の職場、現在の仕事、現在の家庭、そして現在の地域の為に、命をかけた働きをすることが人の道である。
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