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日本のお金持
平成20年8月4日
日本のお金持
お金持の定義がはっきりしないが、年収1億円を続けている人達や、純資産10億円以上を所有している人達と仮定すると、日本にはどのようなお金持がいるのであろうか。
年収1億円以上の人々の職業分類を見ると
1.企業経営責任者 約33%
2.医師 約15%
3.企業経営幹部 約12%
4.その他 約40%
その他とは地主、引退者、芸能、スポーツ、国家資格保有者などである。
中身を見ると企業経営責任者が最も多い。首都圏在住の人々が多い。ただ大企業の責任者の比率は低下傾向にある。中小企業でも堅実経営を長く続けているところや株式公開により創業者利益を享受している人が多い。
医師は大病院の院長よりも、地方の開業医の人々の方が多い。眼科、歯科、美容整形、などの診療科目の医者が多い。
その他は、地主が最も多い。先祖から譲られた土地からの収入が多い人である。
また株式の利得による税金が相対的に低いことから、株式売買益で稼いでいる引退者や高額所得者は有利である。ただ日本人で株式投資を行っている人は全体の10%以下である。諸外国と比較すると、ハイリスク商品という考え方が定着しているのであろうか。実際は最も有利な資産運用方法の一つである。
日本には清貧思想が根強く残っている。勤勉さと清貧思想は日本の古来からの二枚看板である。時代は変りつつあるが、直接投資時代、ベンチャー起業時代を迎えるには、税制を含め、いろんな改革が必要だと思われる。特にメリハリの効いた幅広い税制改革、特に減税が実施されることを期待している。減税は増税をともなってくる。まず減税を導入して日本経済を活性化してもらいたい。
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