水の週間

平成20年8月6日
水の週間

 化石燃料の枯渇が問題になりだして50年になる。第1次オイルショックは35年前だ。その時も石油の残存年数は30年といわれた。既に35年が経過している。そして残存年数は逆に増えている。新しい油田開発が行われたからだ。

 人類の生存のために必要なものは何であろうか。それは食料である。この食料が問題である。なぜなら私達人類は爆発的に増えだしてしまっているのだ。最近50年で世界人口は30億人から70億人と倍増以上のペースで増加した。最も増加率の高いのはアフリカの3.3倍、南アメリカの2.5倍、アジアの2.3倍と続く。最も増加率の低いヨーロッパでも1.2倍になってしまった。食料危機が叫ばれるわけがわかる。

 しかしもっと深刻な問題がある。それが「水」である。8月1日から7日まで1週間を「水の週間」として水の大切さを再認識しようという運動が続いている。地球の7割は海であるが、この海水が循環して、真水となり、利用できるのは、僅か1万分の1以下である。人類は地球の面積の3割の陸の上で暮らしている。海水は飲めない。人口増大(これを学問的には人口爆発という)のペースに真水の供給がついていけないのである。アフリカで最も悲惨な人口爆発が起きている。「水」がないのである。「水」が不足しているのである。これが近い将来全世界に広がるであろう。

 エネルギー危機よりも、食料危機よりも、もっと早く、もっと深刻な水の危機、水不足の危機がせまっている。エネルギーは原子力や太陽光熱で解決する。食料危機は増産が必要だ。しかし、増産のためには水がもっともっと必要になる。その水がないのだ。「水の週間」を通して、水の大切さに思いを致し、人類の未来を考えてもらいたい。
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投稿者: jsb 日時: 2008年08月06日 09:00

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