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ガソリン価格高騰のその後
平成20年8月8日
ガソリン価格高騰のその後
ガソリン価格の高騰がガソリンスタンドで、目立ちはじめたが、果してその内情はどうなっているのであろうか。WTI原油先物価格は1バレル、140ドルの大台に乗って間もなく、7月15日には大きく下げに転じた。USAガソリン需要は、4月下旬から前年同月比既にマイナスになっている。これは先進国で殆んど同じ傾向にあると思われる。
私達の駐車場業界も、今年に入ってマイナス傾向が続いている。特に5月以降は10%程度のマイナス幅となっている。USA市場でも新車販売の落込が顕著になり、トヨタでさえ販売計画の下方修正に動いている。
福井でも全国や全世界と大差ない状況である。JR福井駅周辺の駐車場は、今年に入って稼働率が低下し、値下げ競争が始まった。稼働率が5%下がると、売上は約1割下がる。売上の減少はそのまま収益の悪化につながる。現在売上1割減のところが多くなりつつある。
えちぜん鉄道という郊外電車がJR福井駅から二路線走っているが、5月の連休あけから通勤客が前年比で2割増とのことである。ガソリン価格高騰の影響である。
パーク+ライドという、鉄道と車を乗り継ぐ通勤やレジャーが、これからますます増えることであろう。新しいビジネスチャンスと把えれば、ガソリン価格の高騰も不満ばかりではない。
活性化の源は変化である。今大きな変化が地球規模で起きている。この時これをチャンスと把え生かせるか、危機と把え萎縮するか、その判断は私達次第である。原油価格のピークアウトは少しずつその姿を鮮明にしてくる。投資の格言「もうはまだなり、まだはもうなり」が思いおこされる今日この頃である。
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