おいしい福井市の水道水

平成20年8月19日
おいしい福井市の水道水

 白山連峰につながる奥越の山々に発する九頭竜川の扇状地にある福井市は、市営の水道局で水道水を販売している。ペットボトル入の水道水である。水道水の源は地下水7割、九頭竜川よりの取水3割である。この地下水を7割使用が、おいしさの秘密である。こんな贅沢な水道水は珍しい。おいしい水道水コンテストで全国2位とのこと。1位は阿蘇山系カルデラの地下水を使用している熊本市の水道水である。福井の人達は、「2位」にくやしがったが、相手が姉妹都市の熊本市であるので、「熊本なら許せる」と仲間意識を持ち出して、自らなぐさめているようだ。

 私は北は北海道から南は鹿児島県まで、名水を捜す旅を続けている。現在は鹿児島県の錦江湾カルデラ(桜島を中心とする富士山、旧阿蘇山に匹敵する大火山があったと仮定しそのカルデラをいう)の先端部分の浜平温泉の地下水を愛飲している。地下700メートルまで堅い地盤3層を打ち抜き、そこからくみあげている。そのあたりは有名な黒酢の産地である。この水の特長はPH8.7の弱アルカリ性と超軟水ともいえるほど硬度が軟らかい。水素イオンを含んでおり、酸化しにくい特長がある。この水を「ビュート水」と名付けて愛飲している。これを飲み出してから既に3年近くになるが、風邪をひいたことがない。風邪をひきそうな時は500mlのペットボトルを1日2本飲む。普通は1日1本。私は豆腐大好き人間であるが、その豆腐を湯豆腐にする時、このビュート水を使う。トロトロにとけて軟らかい豆腐になる。

 福井の水道水をブランドとして売り出そうという話がある。事実もう売り出している。この「水道水」にテーマ性を付与し、「福井」ブランドの有力候補としようというのである。含有成分の分析や地下での滞留年数の想定、地層の解明、地質調査などやるべき事は多い。しかし自家用ジェット機で福井空港経由で越前ガニを食べにくるお客がいる時代である。おいしいものを捜している時代なのだ。
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投稿者: jsb 日時: 2008年08月19日 09:00

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