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朝ぼらけ
平成20年8月26日
朝ぼらけ
4時起床。いつもの通り、机に向って本を読み出した。ふと目を上げると東天に茜雲が出ている。見事な茜色である。早速テラスへ出てみる。子鳥の声が聞こえる。近くの杉林の梢にとまって激しくなきだした。東天の茜雲と青い空は、刻々と色を変えていく。茜色はすこしずつ濃くなり、青空の青い色も少しずつ深くなる。
立山や白山、日本アルプスの山頂から見る御来光はまことにすばらしい。ふるさとの長浜には伊吹山があり、その山頂からの眺望は見事であった。そして御来光は何度も拝ませてもらった。
我が家のテラスから見る茜雲も決して遜色がない。目を離すと、すぐ色が変化してしまう。茜色もよいが、私は空の青が好きだ。淡い空色から、深い青まで、目を上下に転じるだけで見ることが出来る。そしてその色も、青い空のあちこちで変化し続けていく。
私の最も好きな色を捜す。あっ、あった、あった。雲と雲の間に淡い空色のブルーが見つかった。夏の早朝、この空の織りなおすスペクタクルを、我が家のテラスから、殆んど毎週見ることが出来る。こんな幸せはない。心から感謝したい。
もう5時近くであろうか。まわりの木々の緑色がはっきりしだした。途絶えていた虫の声が聞こえてくる。そして次々とその声に和して、虫の音がすだきだした。今日もまた暑い日となりそうである。
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