オバマ大統領

21年1月20日
オバマ大統領

20世紀の世界をリードしたアメリカ合衆国が誕生したのは僅か233年前のことである。イギリスとの独立戦争の後であり、フランスから自由の女神像をお祝いにもらっている。初代大統領ジョージ・ワシントン。ワシントンDCに大きな座像がある。彼の独立宣言は有名である。
また歴代大統領の中で最も人気が高いのがジョン・ケネディ大統領である。任期中に凶弾に倒れた悲劇の人である。彼の大統領就任演説も有名である。私は彼の就任演説のレコードを何回も聞いた。世紀の演説といわれる程、格調の高いものである。何回聞いても感激を新たにした。
オバマ大統領の演説はまだであるが、選挙戦の中で彼が常に言い続けてきた「変化」「チェンジ」という言葉が、大きなウェイトをもって使われることと思う。
三人の大統領に共通するのはこの「変化」である。大統領就任の背景に流れるこの「変化」が人々の共感を呼んだのである。ワシントン大統領をとりまく変化は「独立」という熱狂の中にあっての当然の大きなうねりの表れであった。新しい建国の意欲のもり上りに支えられていた。
ケネディ大統領はWAPS以外の層からの初の大統領であり、幅広い支持をあつめた。若さと夫人の美貌も併せて人気の的となった。就任演説もワシントン大統領と同様に「国のために何が出来るかを考えて、行動すること」を求めている。アメリカが政治的にも経済的にも、軍事的にも世界トップに就いた時代であった。
オバマ大統領も「変化」を掲げている。選挙運動中に金融面での困難な状態が次々と現れ、深刻化している。当初の「変化」の意味が変容し、中身がより変質しているが、「変化の嵐」の中にいるのは前の二人の大統領と同じである。しかも彼は被差別人種といわれていた黒人系である。前途には多くの困難が待っていることであろう。若さと英知に期待したい。三人に共通するのは「変化」を背景に、「国民が変化を求める姿勢」である。そして「国家への忠誠心」を強く求めている。オバマ大統領がアメリカの救世主的な役割を果たすことを信じて止まない。またそれを日本の麻生首相にも求めたいと思う。

投稿者: jsb 日時: 2009年01月20日 09:05

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