幅18メートルの滝

平成21年3月24日
幅18メートルの滝

人は水の音や風の音を聞くと、癒されるという。森に入ると小鳥の声にまじって渓流のせせらぎ、樹木をわたる風の音が聞こえてくる。森はマイナスイオンが一杯である。
私は幼少の頃、八幡宮の近くで過した。生家の前には甘柿の木、梅の木があり、堀井戸があり、目の前を米川という細く浅い川が流れていた。今から思うと、正にマイナスイオンのまっただ中で育てられたのに気付く。
現在福井市で分譲マンションを建設中である。このマンションの周囲を樹木で囲い、花園を作り、池を作りそして滝を作った。幅18メートルの滝である。日本中を捜しても、この規模(75戸)のマンションで、これだけの敷地、これだけの緑地、これだけの駐車場そしてこれほどの滝を備えたマンションは少ない。
特に滝は見事である。赤御影石を加工して作ったが、「上出来」である。流れ落ちる水は飲み水としても安全な地下水である。流れ落ちた水は池を廻って風のそよぎを水面に見せてくれる。マイナスイオン一杯の癒しの空間を作ることに成功した。
マロニエの並木道の歩道から敷地に入る。なだらかなカーブを描くペーブメントは天然の石で貼った。両側に池。右手の池の奥に幅18メートルの滝がある。爽やかな、軽やかな水音をたてながら流れ落ちている。池の中も白御影石張であり、池のまわりは赤御影石で統一した。ケヤキの大木の下で木洩れ陽をあびながら、春の一刻を過す至福を味わえる空間である。シンボルツリーは「ケヤキ」であるが、「オリーブ」の植木鉢も用意した。一番多いのはやはり「桜」である。すぐ近所に櫻谷神社の神域がある。「桜」を植えることに情熱を燃やしている私は、どこへ行っても「桜」を植えることを忘れない。今年の「桜」は少し無理かも知れないが、2、3年もたてば、立派になった「桜」を賞でながら滝の音、風の音、小鳥の声をゆったりと楽しめるであろう。

投稿者: jsb 日時: 2009年03月24日 09:31

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