感動について

平成21年3月26日
感動について

人生は感動の連続である。人は喜怒哀楽の毎日の生活の中から幸せを捜し続けて歩いているのである。その道程において「感動」のもたらす力が、生きる原動力である。人は「感動」することで次への意欲がわき、夢がふくらみ、また新たな第一歩を踏み出す勇気が沸いてくる。
若い頃は何にでも感動した。「若い女性は箸がころげても笑う」といわれる。赤ん坊は這いながら一歩一歩泣いたり、笑ったりする。若い頃の表情はよくかわる。感情が顔にすぐ出る。ところが年をとると顔の表情があまり変化しなくなる。喜んでいても、うれしそうな顔にならないのである。
「感動する」という力も弱くなるようだ。多少のことではなかなか心が動かない。年をとるのは、感動する力、即ち生命力が衰えてくることである。
私は好奇心が旺盛である。何にでも興味を持つ。素人ではあるが、「素人のアイデア」が世界を変える力を持っていると信じている。それだけにプロに対しては、常に質問を欠かさない。質問することでまた新たな疑問が沸いてきて、更に次の質問が出てくる。子供の頃「なぜ、なぜ」「どうして、どうして」と父母や祖父母に質問したのを思い出す。若い感性を持ち続けていると、ものごとに対する興味を失わない。更にその感性を磨くことが出来る。
感動しなくなると人間は生きた化石になる。そばに居ても「生体反応」を感じさせない物体になってしまう。年をとるとそのような境遇に落ち込まないよう、お互いに努力をしなければならない。その為に小さな事柄にも心から喜びを感じ、小さな親切にも大きく喜び、感謝の言葉や便りを出す習慣を持つことをすすめたい。「感動の輪」を広げるのである。「輪」は広げると「和」になる。
経営の根幹に「感動経営」という名で基本精神とされる方が多い。社員とも、お客様とも「感動」を共にする企業を目指しているという。私達も、そんな企業の一つに、早くなりたいと思っている。

投稿者: jsb 日時: 2009年03月27日 10:28

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