千円乗り放題(18日間のゴールデンウィーク)

平成21年4月27日
 千円乗り放題(18日間のゴールデンウィーク)

3月28日から高速道路は千円乗り放題(ホリデー料金)が採用されだした。そして更に休日(土、日、祝祭日)の前日に高速道路に入り、休日に出る場合も千円、休日に入り、休日の翌日に出る場合も千円となる。長距離の観光旅行をすると、今年は4月24日から、5月11日までの間に高速に乗り、翌日或いは数日後に高速を下りても「千円乗り放題」が適用される。
今、キャンピングカーのレンタル、リースの利用客が急増しているという。各観光地もこの対策に乗り出している。全国各地のカーキャンピング場は突然予約のお客で満杯だという。観光地は嬉しい悲鳴を上げている。しかしここにも勝ち組と負け組に分れている。今の所、負組の分析はまだ終っていないが、おそらくその原因は「知名度」であろう。「知名度」の高いか低いかで、明暗が変る。観光地周辺の商業者を含め、「知名度」のアップに全力投球をはじめなければならない。
2年間の時限立法ということである。しかし2年間もホリデー料金のうま味を知った人々は、これを元に戻すことに賛成するはずがない。観光地をかかえる地方都市も同様である。時限立法はそのまま継続せざるを得ないと考えた方がよい。そうすると、一年の半分以上、正確には60%以上の日にはこれからは、ずっと長距離ドライブ者に「千円乗り放題」が適用されることになる。これは日本の観光地に革命をおこすことになろう。今まで「死に体」であった観光地に「喝」を入れ、繁栄をもたらすことは間違い。日本人の「ホリデー観」を根本から変えることになるであろう。
私達コインパーキング業界は、都市型ビジネスに特化してきたが、今後は「パークアンドライド」(電車の駅に車を駐車し、電車で目的地へいくこと)や観光地周辺での低価格駐車場の開発に力を注がねばならない。
また同時に、お客を郊外や遠方の観光地に奪われる、「デパート」「シティホテル」「商店街」等と組んで、「都心での魅力づくり」に、前面的に協力していくことが必要となるのを忘れてはならない。ここ数ヶ月間は、高速道路から目を離すわけにはいかない理由が、そこにある。

投稿者: jsb 日時: 2009年04月27日 09:50

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