日本を信じる

平成21年9月7日
日本を信じる

政権交代が実現し、日本が大きく変る可能性が出てきた。保守王国福井県は三人の小選挙区で、自民党の三人が当選した。自民党が小選挙区を独占したところは、福井県の他、高知県、島根県、鳥取県の僅か4県を数えただけである。新しい潮流が発生した。「変化」を選んだ国民の声である。福井県も小選挙区では三人が三人共自民党であったが、対立候補の三人の民主党は三人共比例代表制で当選を果した。そして比例北信越単独で民主党一人が当選、小選挙区で破れた筈の民主党が、4人当選をしたのである。福井県は、過去最大の7人の代議士を、今回は獲得したのである。
今、日本は世界の注目を集めている。二大政党政治への傾向は、最近の選挙で徐々に明瞭になりつつあった。今回の選挙でそれが劇的な大逆転となり、野党の民主党が3分の2近くを占める結果となり、敗戦後初の政権奪取が実現した。しかも対照的に政権与党の自民党は惨敗したのである。新しい風が吹き出している。
敗戦後の政治の確立時に、鳩山一郎氏が吉田茂氏に禅譲した政権が、今回その孫同志の対決となった。吉田茂の孫麻生太郎氏から、鳩山一郎の孫鳩山由紀夫氏が、政権を選挙で奪取したのである。あまりこの事実は報道されないが、私は因縁めいたものに気づき、感無量である。鳩山新首相の強固なリーダーシップの下に、新しい日本が誕生したことを祝い、変化への期待を望んでいる。
マスコミの論調も、世界の首脳等の反応も、新政権誕生を一様に歓迎している。世界を覆う暗雲の下、日本の果すべき役割の大きさを自覚し、近隣諸国とも協調融和をはかりながら、新しい国づくりに邁進していってほしいと念じている。
最近のマスコミも、国民も、政治家でさえ、未来についての希望を失いつつある。今回の選挙はアメリカ大統領選と同様に、国民が「変化」を選んだのである。民主党は自信を持って、国民に夢と希望を与えるような政治を行ってもらいたい。私は日本を信じている。日本人を信じている。21世紀は日本の時代、アジアの時代だと信じている。それは日本人が世界一の豊かな国になるという事ではない。世界全体のことを考えつつ行動していく大きな責任を持たされているという事である。世界の平和と繁栄のため、日本と日本人が、勇気を持って外交を行い、内政を充実していく民主党を選んだことを忘れないでほしいものである。

投稿者: jsb 日時: 2009年09月07日 10:33

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