美濃街道

平成22年4月16日
美濃街道

福井から大野へ、そして岐阜県境を越えて、郡上八幡から美濃へ抜ける国道158号線は、かつて美濃街道と呼ばれ、多くの旅人がこの道を歩いた。いまその美濃街道は、中部縦貫自動車道に変ろうとしている。目下工事が進行中である。山国の大野市民や郡上八幡市民、そして美濃市民にとっても、この縦貫道の全線開通は待ち望んでいる最たるものであるが、はかばかしい予算がつかない。だからという訳でもなかろうが、大野の岡田市長と大野城築城430年祭のイベントの話をしていたら、その日に西川福井県知事と岐阜県知事がその件で大野市内で会談中とのことである。その夜のテレビのニュースで更に確認できたが、広域の連携プレーは誠に結構なことである。一日も早く全面開通をして、沿道住民や企業の人々を喜ばせる政治を期待したい。
この美濃街道を通して結ばれている福井市、大野市、郡上八幡市、美濃市の四市がお互いの交流を深め、交歓をはかる為の協定を結ぼうかと考えているとの岡田市長の発案に大賛成の意を表わし、微力ながら協力を厭わないと申し上げた。岐阜市に約十年赴任し、岐阜青年会議所のメンバーであったので、当時の知人をたどっていけば種々とつながりが出来てくることと思う。また当時の販売店も残っている。交流交歓の手始めに、430年祭等のイベントに招待し出席してもらおうというのである。トップ同志が仲良くなれば必ず市民レベルの交流が始まることと思われる。幕末の大野藩主土井利忠公は賢君として有名であるが、全国に37の店舗をもつ「大野屋」を作り上げたことでも知られている。約150年前に37店舗の全国展開を行ったのである。
平成大野屋が大野市で第三セクターとして発足した。しかし未だに店舗は大野本店だけである。一日も早く、福井支店を開設されるよう勧誘しているが、未だ確約がない。福井支店に続いて郡上八幡店、美濃店や名古屋、大阪、京都、東京などに次々と大野屋を出店していただきたいと願っている。観光客を待っているのでなく、こちらから出かけていって連れて帰るくらいの覚悟でなくては人は集まらない。
大野の人々の純朴さにふれる一日となった。大野桜守の会の高松会長を訪問し、千年桜の苗木を30本分けてもらってきたのである。今度の休日に是非植えたいと今から楽しみにしている。

投稿者: jsb 日時: 2010年04月16日 10:36

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1909

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)