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ビジットジャパン
平成22年4月28日
ビジットジャパン
観光立国を標榜する政策「ビジットジャパン」がスタートして日本への観光客は増えたであろうか。リーマンショックの悪影響を考えると大きな効果を期待するのは無理である。しかし日本への観光客の数字はあまりに小さい。小さすぎる。日本へ入国する観光客の数は僅かに年間730万人である。これは香港、マカオ、シンガポールより少ない人数である。
この数字を大幅に上げる為に、私達は何をすればよいのであろうか。世界で一番観光客が多いのはアメリカである。そして第2位はスペイン、第3位はフランスである。その理由を解明できれば、私達のやるべきことが判明する。
日本の魅力を世界中にアピールすることが、観光立国を目指す正しい対応である。それは自然の魅力であったり、文化の魅力であったり、健康長寿であったり、高度な医療技術であったりするであろう。その魅力を上手にアピールすることができれば可能性は高くなる。
福井県への観光客を誘致すると同時に、福井の物産や福井の企業を全国へ、世界へ紹介する為に、福井県庁の中に観光営業部が設置されて、二代目の部長がこの4月に就任された。私達の期待は大きいが、それだけに責任は重い。福井への観光客を増やす為には、魅力の顕在化が必要である。福井県にはかくれた、潜在的な魅力のスポットが数多く存在する。そのスポットの魅力を増加させなければならない。そしてそのスポットをネットワークで結ぶのである。その為の交通アクセスを整備するのだ。
永平寺、東尋坊、平泉寺、朝倉遺跡、恐竜博物館をはじめ、継体天皇ゆかりの地、越前和紙、越前漆器、越前焼などの伝統工芸、御食国の若狭、越前カニをはじめとする海の幸、山の幸、魅力はいくらでもある。
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