道の駅936ヶ所

平成22年8月6日
道の駅936ヶ所

道の駅が日本にできたのは、いつの頃であったろうか。自動車が普及しだして、みんなが自動車免許を取りだしたのは昭和30年代からである。私が就職した昭和34年には自動車免許を持っている人は珍しかった。それがあっという間に自動車ブームが始まり、トヨタのパブリカや日産のサニーをはじめとする国民車が売り出された。
道の駅の歴史を調べてみると1993年4月に103ヶ所の「道の駅」が登録されている。それが2010年現在936ヶ所に増えた。この間登録抹消は僅かに1ヶ所だけ。好調を想像できる伸長ぶりといえよう。旧建設省(国交省)と地方自治体の協力でどんどん作られてきたが岐阜県が最も多く50ヶ所以上となっている。福井県は自動車普及率ナンバーワンでありながら、坂井市に2ヶ所と、九頭竜湖駅前の他にはあまり普及していない。今後の県政の一つの可能性を示唆するものといえよう。
現在の道の駅の数はもうすぐ1000ヶ所になろうとしている。「時代は変化する」といわれるが、道の駅の中身も大きく変ってきた。はじめは「トイレ利用」が最大の理由であった。最近では「道の駅」へ行くことが目的になりつつある。そこには魅力的な何かがあるのである。新鮮で安い地元の農産物特に野菜、果物、生花などが喜ばれている。地酒コーナーも人気がある。変ったところでは「体験型のガラス作品づくり」などのスポットもある。情報サイトもある。
道の駅の繁昌ぶりは、車社会成熟の何よりの証しである。その成長の過程をみると、郊外型ショッピングセンターの成長と期を同じくしていることに気付く。中心市街地の活性化に取組んでいる私達にとっては、「道の駅」研究は、まさに反面教師で

投稿者: jsb 日時: 2010年08月06日 10:21

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