地下遺産

平成22年8月3日
地下遺産

聖徳太子の法隆寺がある斑鳩の里は、藤ノ木古墳など約60基の古墳を中心とした遺跡が多い。法隆寺建立の以前から、大和と河内を結ぶ大和川を利用する交通の要衝であった。聖徳太子の名と共に、法隆寺そして斑鳩の里の名は私達にとって、ひときわ親しみを感じさせてくれる。この周辺の地下遺産の発掘はまだまだこれからである。そして聖徳太子も法隆寺も謎に満ちた存在である。何か大きなロマンを感じさせてくれる存在なのだ。
福井県は古来越の国といわれ、朝鮮半島や大陸との交流が長く行われた歴史を持つ。先史時代はおろか、継体天皇の頃まで先進地域であった。そして斑鳩の里と同じように地下埋設物が眠っているのは間違いない。北陸自動車道の工事によって越の国の「王の谷」のような大きな前方後円墳が続々発見されている。地下資源は石油だけではない。もっと大切な文化遺産、歴史遺産がまだまだ眠っている。それを発見するのは、考古学者でなくても胸が躍るすばらしい事業である。発見の道具は人工衛星の画像分析が手近で早道である。これを使っていけば九頭竜川流域で多くの遺跡を発見することができることと思われる。ぜひ試してみたいものである。

投稿者: jsb 日時: 2010年08月03日 09:26

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