福井の地酒を世界へ

平成22年8月19日
福井の地酒を世界へ

現在福井県内の地酒メーカーは37蔵ある。それぞれ100年も200年もの長い年月に亘って、日本酒を作り続けている老舗の企業である。全国区での知名度が高いところは数蔵にすぎないが、それぞれの蔵が、地域密着型で、地元の人々に愛されている。全国の酒蔵は1500軒程であり、福井県の37軒は人口割にするとかなり高い数字になる。おそらく、全国トップと考えられる。
日本酒の長い歴史の中で、現在程、品質が高く、安定しているのはなかったであろう。そして技術の粋を集めて造られており、冷蔵管理や雑菌排除も徹底しており、常に良好な状態で味わうことができる。日本酒ファンにとっては正に最高の時代である。
しかし一方生産者側から見ると、日本酒の地位がどんどん低下し、王座はずっと以前にビールに譲り、最近は九州でしか喜ばれなかった焼酎にまで抜かれてしまった。誠に嘆かわしい状態である。
すばらしい福井県の地酒、日本一の酒蔵の数を誇る地酒、そして日本一の味と品質を誇る地酒を、「福井県の地酒ここにあり」と日本中はおろか、世界に知らせる方法を目下考案中である。
日本酒は食中酒である。料理を食べながら楽しめる酒である。日本海の魚介類、甲穀類、山野の珍味を味わいながら飲む福井の地酒は健康長寿の源である。
最近は各方面で伝統的なものを見直す動きが出てきたが、地酒は日本文化の原点であり、芸術品と言っても過言ではない。この地酒のよさをとことん追求し、福井の地酒を世界へ紹介することに情熱を感じている。

投稿者: jsb 日時: 2010年08月19日 10:09

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