新しい国土軸

23年8月4日(木)
新しい国土軸

政治の迷走が続く中、国民のフラストレーションは益々高まっている。「何とかならないのか。」「復旧、復興を急げ。」という国民の声を聞いていないのかという苛立ちが政治に届いていないように思われる。そんな中で西川一誠知事の声を聞いて意を強くした。テーマは「ふるさとに夢と希望をそしてもっと活力を」ということであったが、時節柄少し変えて、「ポスト大震災の国土政策」から入り、「希望ふくいの創造」についての話となった。新しい国土軸を日本海側にという知事の考えには大賛成である。私は「日本海ベルトライン」を構築し、日本の内需を拡大し、世界経済の牽引車になろうという考えを以前から持っている。その一つのテーマが北陸新幹線である。お隣の中国の新幹線が事故を起こし、あっという間に再開通し、その処理のあまりの早さに驚かされた。これは悪い意味で驚いたのであるが、その前に、この新幹線建設のスピードの早さにもっと注目する必要がある。新幹線や高速道路は完成しなければその効果は大きく低下する。完成してこそ価値がある。日本の新幹線や高速道路は完成までに何十年もかかっている。これ程の無駄使いはない。明治維新後の鉄道網構築のスピード、敗戦後の新幹線、高速道路工事の進捗のスピードと現状を比較してみると、現在の日本の政治の貧困さに愕然とする。資金は殆どなかった頃の過去のスピードと、世界トップクラスの豊かさの中でのスピードが、なぜ逆転してしまったのか。答えは簡単に出る。バラマキ行政の弊害と政治家の使命感、情熱の欠如のせいである。政治家の猛省を促したい。そして新しい国土軸の完成が、一日も早くなることを切望する。

投稿者: jsb 日時: 2011年08月04日 19:38

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