ポックリ信仰

23年8月18日(木)
ポックリ信仰

毎月24日は私達のビルの一階にある「いきいき地蔵」のお祭りが開かれる。福井駅前商店街の商売繁昌と参拝者家族一同の健康長寿を願って、3人のお坊さんの読経と辻説法とが行われる。長寿社会を迎えて、男性も80才の方々が珍しくなくなってきた。女性は90才台の方が参ってこられる。みんなそれぞれ悩みを抱えているが、毎月24日の午後1時からの読経には、もう常連の参拝者がおられる。私もスケジュールを調整して参拝させていただいている。
健康長寿とはポックリ信仰と似ているところがある。寝たきりになって意識がないのに機械で生かされている人が多い。これは看護する人がたまらない。看護する人は経済的にも身体的にも大変な負担になっている。最も大きいのは精神的な負担であろう。それを思うと真剣に過剰医療は拒否したいものである。末期がんに対する過剰医療は本人や周りのすべての人々に大きな苦痛を与えてしまう。
私の祖父母も父母も自室で最期を迎えた。出来れば私もそのように安楽な最期を迎えたいと思っているが、果たしてその結果は?ポックリ信仰の意味が最近よくわかるようになってきた。その為にも福井駅前の「いきいき地蔵」にお参りして手を合わせる毎日である。

投稿者: jsb 日時: 2011年08月18日 19:22

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2250

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)