新しい医学

23年8月19日(金)
新しい医学

古来より「病は気から」といわれてきた。「気」の力、「気功」の効用をいう人は多い。西洋医学でも副交感神経の働きを高めることによって、健康を維持することが可能だという説がある。医療とは病気を治療することを目的としていた。最近では病気になるのを防ぐことに力点が移りつつある。それは日本が国民皆、保険という恩恵を受けている為、医療費の増大が重大な国家財政の基盤を揺るがしかねない事になってきたのである。病気を薬で治すのでなく、薬以外のもの、例えば食品、サプリメント、運動、習慣、心の持ちようなどの効果が期待されるようになってきた。世界一の長寿社会となった日本は、新しい医学の時代を迎えている。特に脳医学の分野での発達は大きい。例えば笑いの効用である。笑えば脳内麻薬といわれる(βエンドルフィンが分泌され、不快感を吹き飛ばしてくれる。その力はモルヒネの約6倍もある。ストレスを感じると自律神経の交感神経を介して、副腎髄質から分泌されるアドレナリン等のホルモンの作用で心臓があおち、血圧が上昇し、口はカラカラ、胃は固くなり、顔面蒼白、血糖値も上がる。逆にストレスが解消すると、副交感神経が働いて皮膚や内臓に血液を戻し、唾液や消化液の分泌を促す。笑いの中でも特に大笑いは酸素摂取を急増し、副腎皮質よりのコルチゾールが減り、ストレスは解消する。笑いの効用は素晴らしい。大笑いでガンは治るという説も一部にあるほどである。

投稿者: jsb 日時: 2011年08月19日 20:38

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