蜂屋良彦博士

23年8月26日(金)
蜂屋良彦博士

15周年を迎えた7月、社外取締役を長らく勤めていただいた文学博士の蜂屋良彦氏が退任された。小生とは竹馬の友の一人である。私達の会社は5人の同級生の社外取締役がいた。小、中、高校を一緒に過した親友達である。いつもトップテンに入っていて、京都大学を受験した仲間である。蜂屋良彦君と高野盛久君(前三菱化学の財務担当副社長)の二人が現役で合格、私を含め後の3人は他の大学へ進んだ。蜂屋君は大学に残りその後神戸大学の教授を長く勤めたのである。私が会社を興した時、みんなを口説いて役員を勤めていただいた。取引先の銀行の頭取から「頭のいい人が集まっているんだね」とほめていただいたことが忘れられない。
蜂屋博士の離任の言葉は、「私は幼少の頃から儲けてはいかんといわれ続けて育ってきた。その私に会長が会社の役員になれという。文学部のない大学は一流ではないといわれる。なぜなら文学部は批判勢力の巣である。常に鋭い批判の目にさらされているから一流になれる。そんな私に、それがいいんだ。そこがいいんだと言って口説かれた。役にたったかどうかわからないが、批判の目に対する配慮を失わないよう自戒してほしい」「産業心理学者として学生達に教えたのは、伸びる会社とは3つの特徴がある。その1は明確な目標を持っている。その2はその目標への道筋がはっきりしている。その3は会社全体がそれを共有している。この3つの特徴を備えた会社として生き続けてほしい」感謝の言葉と共に、今後も社会から数々の助言をいただきたいとお願いした。私達も次々と後期高齢者になっていく。お互いに健康に留意して暮したいものである。

投稿者: jsb 日時: 2011年08月26日 12:06

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