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2012年01月のアーカイブ
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2012年01月31日
主権在民
1月31日
主権在民
戦前には内務省があった。内務官僚は所管の業界を持たず、「護民意識」の強い傾向があり、警察、言論統制など民を護ることを天職とし、エリート意識が高かった。
アメリカ占領軍が内務省を反民主主義的な権力官庁として、解体をすすめたのは決して間違ってはいなかった。内務省は真に民の幸福を願って消費者サイドに立った行政を行っていたのではなかったのだ。戦後の自治省や総務省そして地方官公庁組織は一般大衆のための組織だろうか。環境省も弱小組織であると共にサプライサイドに近すぎるきらいがある。消費者庁も同様である。官公庁が特権意識を持つのでなく、真に市民サイド、消費者サイドに立った行政を進めてくれることを願いたい。
2012年01月30日
男のロマン
1月30日
男のロマン
孫悟空が筋斗雲に乗って世界中を飛びまわり、勧善懲悪の行動をするという漫画の世界に子供の頃からひたっていた。そしてその孫悟空が飛びまわる世界が仏様の手のひらの上だったという結末に、どうしても納得のいかなかったことを覚えている。逆に中国からインドへの旅をした三蔵法師の姿に仏を見ていたように思う。
とに角、小さな頃から「男のロマン」として世界を相手にビジネスをしたいという夢を抱き続けていた。そしてその夢は案外早く実現した。第一次オイルショックの直後に、商社の岐阜の責任者の立場から、本社へ呼び戻され「貿易部長」の肩書をもらった。5年間まさに世界中をとびまわった。孫悟空と同じように、私も先頭に立って世界中を歩いた。全くの未知の世界を無手勝流で飛びまわったのである。ＪＥＴＲＯの方々、東京マリンの方々、その他各エヤーカーゴの方々の支援をいただいたのはいまだに忘れられない思い出である。第二次オイルショックと共に中小企業としての直貿の限界を感じ、企画部長へ転じたが「男のロマン」はその後もずっと持ち続けている。
人間にとっても、企業にとっても、国家にとっても、成長は最大の目標のはずである。成長なくして幸福はないという思いは、今なお強く持っている。成長した後に何があるのかといわれると、まだ私にはその先は見えない。しかし未知の荒海へ乗り出す気概だけは失いたくない。勇気を持って可能性に挑戦するのが私の人生なのだ。
2012年01月27日
御食国若狭
1月2７日
御食国若狭
久方ぶりに若狭へドライブに出た。福井ICから高速で敦賀ICまで約45分。そこから27号線で小浜まで走る。若狭路である。暖かい。福井と小浜では気温差が2度C程ある。温暖な若狭路をゆっくりと走る。敦賀から約2時間かけて小浜へ到着。小浜市役所の松崎晃治市長を表敬訪問。小浜市の中心市街地活性化につき意見交換した。
若狭は古代より御食国と呼ばれ、海産物が豊富である。カニ、エビ、カレイ、鯖、小鯛、フグなど魚類が多く、味もまたよい。これは若狭湾のあたりで、暖流と寒流の両方が入り込んで、豊かな海となっているからだ。
福井県のイメージは「おいしい食の県」即ち「食どころ」である。
関東では「フグ料理」が最高の料理の位置を占めているが、関西では「カニ料理」が格上である。ところが若狭では両方がお手頃な値段で楽しむことが出来る。勿論フルコースである。「食どころ」ということは「住んでみたいまち」につながる。松崎市長との会談はいつもそこに落ち着く。訪れてみたいまちのイメージから住んでみたいまちへの転換を提案している。風光明媚な小浜市は「オバマ大統領を応援する勝手連」がいるところ、住んでみたいと思わせるまちである。
2012年01月26日
31年ぶりの貿易赤字の日本
1月26日
31年ぶりの貿易赤字の日本
貿易立国として長い発展の歴史を持っていた日本は、昨年３,１１やサプライチェーンの破綻、福島原発災害による影響などで、輸出にブレーキがかかり、貿易収支は赤字となった。31年ぶりだという。1980年は第2次オイルショックの影響で輸入が増え、輸出が振るわなかった時であった。最近では内需が少しづつ大きくなり、貿易収支は以前より小さくなってきた。そして昨年の事故が起き、劇的な変化が起きた。2012年は貿易赤字は解消されることと思うが、内需へのシフトが強まっていく背景の中で貿易収支の黒字の縮小は続くであろう。アメリカに代わって日本や中国の内需拡大により、世界経済の健全化が進むことを期待している。
21世紀の日本人は、国内や海外で稼いだお金を、先進国のアメリカやヨーロッパで使うことになるだろう。それが円高メリットの追求といえるのかも知れない。
2012年01月25日
電気代の節約
1月25日
電気代の節約
原子力発電所が定期点検に入り、次々と発電を停止するという異常事態に陥っている。地元の市や町をかかえる県としては、国の方針が定まらず、先の見えない状態が続いている。雇用にも悪影響が出て現地は大変だ。一番損をしているのは原発停止の裏で、火力発電などの電気代を支払うことになる私達である、
現在私達の会社ではグループ各社を合わせると年間約7億円の電気代を全国各地の電力会社に支払っている。
電気代の節約は経営に重大な影響をもたらすのである。LED照明などの節電につとめているが、更に10年近く前に開発した太陽光発電と風力発電を同時に行う「ハイブリッド発電機」の設置を増やしていくつもりである。最終目標は電気代ゼロの獲得である。この壮大な目標を5年以内に達成したいと考えている。
電気代の節約
1月25日
電気代の節約
原子力発電所が定期点検に入り、次々と発電を停止するという異常事態に陥っている。地元の市や町をかかえる県としては、国の方針が定まらず、先の見えない状態が続いている。雇用にも悪影響が出て現地は大変だ。一番損をしているのは原発停止の裏で、火力発電などの電気代を支払うことになる私達である、
現在私達の会社ではグループ各社を合わせると年間約7億円の電気代を全国各地の電力会社に支払っている。
電気代の節約は経営に重大な影響をもたらすのである。LED照明などの節電につとめているが、更に10年近く前に開発した太陽光発電と風力発電を同時に行う「ハイブリッド発電機」の設置を増やしていくつもりである。最終目標は電気代ゼロの獲得である。この壮大な目標を5年以内に達成したいと考えている。
2012年01月24日
ケント計画
１月２４日
ケント計画
福井県は９市と８町より成り立っている。地方政治の２重制是正がいわれているが、国の出先と各市や町とそして県を合わせると３重構造の政治が日本の現状である。ムダが多いのとスピードが遅い。この点を考慮してケント福井市の中心街に各市、町のミニ拠点を出店したらどうか、お互いに濃密な交流をしたらどうかと各市、各町を回って説得をつづけている。嬉しいことに今回大野市より「大豆工房もてら」がオープンした。ガレリア元町通りで大野の名水と大豆を使った豆腐類の直営店である。おからを捨てない独特の製法により、味は濃い。身体によいという感じが伝わってくる味だ。いずれ大野の特産品をも販売するとのことである。平成大野屋の福井駅前への出店を進めてきた私にとって、平成大野屋のメンバーの一人ともいうべき「大豆工房」が福井へ出店してくれたのは嬉しいかぎりである。ガレリア元町通りには越前市今立町のそばや「本家あみだそば游歩庵」が出店してくれている。今立町の香りがする店だ。福井県そば粉を使う十割手打ちそばに、青首大根、わさび、とろろを擦り込んだし汁は絶品である。またへしこ弁当の越前本家越廼屋が今週エコライフプラザ１階にオープンする。この弁当も一度食べたらくせになる。越前海岸の越前町の直営工場から中食の本場福井駅前へ出店を決断いただいた。越前町とケント福井市を結ぶ架け橋になってもらいたい。
2012年01月23日
不動産は立地
1月23日
不動産は立地
「1000、三つ」といわれる不動産の成功の確率であるが、その成功の確率を1000分の1000にする法則がある。それは「立地」である。立地条件が成功か否かを決める何よりのファクターだということだ．「一に立地、二に立地そして三も立地」である。「立地」に価値があるということだ。例えば三菱地所は丸の内で巨万の富を築いた。森ビルは港区に特化して大成功を勝ち取った。三井不動産は東京湾岸開発で成功した。すべての成功者は、最高の立地を選び、その立地選定の判断が正しかったから、成功者たり得たのである。
私達はどうであろうか。首都圏の社内シェアは６０％超である。都心3区での社内シェアが低いのは大いに気になるが、これは有力な同業者に負けているからである。しかし都心3区で対等な比率にまで上げていくことは危険度が上昇する。「立地」はすばらしいが、コストが高すぎるのである。常に「立地」を最重要課題とすると同時に、その立地が生み出す付加価値とのバランスを考えることを忘れてはならない。
2012年01月20日
1.17と3.11
1月２０日
1.17と3.11
日本は地震列島である。日本列島の南東を地震の巣が伸びている。私達は地震の巣の近くで住んでいるのだ。1.17は阪神大震災、３.11は東日本大震災、そして東海、東南海、東京直下型地震などの発生が予測されている。災害は忘れた頃にやって来るという。1月17日には東北の被災者の方々が神戸へ来て、阪神大震災の被災者の霊を慰める献灯祭に参加されている報道を見て、災害の記憶を忘れないという姿勢に感動した。つらい事、苦しい事、残酷な事、悲しい事を忘却し、新しい次の一歩を踏み出すのは人間としてとても大切なことである。しかし地震や津波或いは戦争の記憶をしっかりと次世代へつないでいく事は更に大切なことである。石碑を建てたり、記録を残すことに注力すると同時に慰霊祭を続けることも大切である。3.11まであと1か月余りとなった。私達も東日本復興のために東北6県への新たな投資を決定した。3.11までに最初の事務所を仙台市にオープンし、第一歩を踏み出したい。
2012年01月19日
一億総芸術家
１月１９日
一億総芸術家
私達は戦後のアプレゲールといわれた。戦前に生まれていたが、戦前派でもなく、戦中派でもなく、戦後派だといわれたのである。都会の同級生達は焼け野原の中で子供時代を過ごした。食べることに精一杯の生活が日本人の日常であった。そんな時代に芸術、音楽は夢のまた夢の世界であったが、それだけになお芸術へのあこがれは強かった。
日本経済の急成長と共に、日本の土地ブームが長く続き、1990年頃までは一億総不動産屋の時代となった。企業も個人も土地取得に走ったのである。土地神話が生まれ、どんどん成長し、そしてバブル崩壊で終わったのであった。
今高齢社会を迎えて、あらゆる物質的な欲望が満たされた時代となった。人々は第2、第3の人生で何を為すべきかが、まだはっきりしていない。人生の終着駅に残すものは何だろうと思案中である。大学や大学院に入り直す人も出てきているが、私の予想では「一億総芸術家」の時代が来ると信じている。やり残した仕事はクリエイティブなものなのだ。物質的な豊かさではなく、精神的なゆとり、創造的な何かをやりたい人々で日本は溢れかえるであろう。
2012年01月18日
ブータン王国
１月１８日
ブータン王国
ブータン国王ご夫妻が日本を訪問され、優しい笑顔外交を随所で行われた。特に今回の東日本大震災の被災地訪問の国王ご夫妻のお姿は私達に深い感動を与えていただいた。
小国とはいえ外国の国家元首が被災地の人々を見舞って下さったのは最初である。そして最後かも知れない。
ブータン王国は国の目標をGNP（国内総生産）の増大ではなく、GNH（国内総幸福）の最大化に置いている。幸福度日本一の光栄ある評価（坂本光司氏）を受けた福井県民としては、ブータン王国との緊密な提携を実現したいものである。国と県とのハッピネスアグリーメントの締結とお互いの密接な交流はいかがであろうか。場合によっては、福井市中心部にブータン館を作って「幸福連携」の拠点としたい。我社のビルの一画を提供してもよいと思っている。ブータン王国は駐日大使館を持っていないが、東京に総領事館があり、日本との交流を希望されている。ブータンとの交流を深めて「幸福連携」の輪を世界中に広めていく仕事に注力したいと切望している。
2012年01月17日
雪囲いの庭
１月１７日
雪囲いの庭
毎日の通勤の道は意識するしないは別にして、ほぼ決まっているようだ、私の場合も決まっている。いつも通いなれた道だが、時としてハット驚くような新鮮な感動を受けることがある。今朝がそうだった。ある家の前庭を通った時、薄っすらと粉雪が降る中に、雪囲いの花木が見えた。冷えこんだ朝の空気の中に二つの雪囲いに守られた２本の花木が美しい。何ともいえない暖かな雰囲気を感じ、つい嬉しくなった。花木を愛するその家の方の人柄がしのばれる。
壮大な英国式の庭園や、枯山水の有名な寺の日本庭園も嫌いではないが、こんな小さな
家庭の前庭が大きな感動を呼んでくれることを知った。日本人の感性を見直した朝である。
2012年01月16日
訴求力を高めよ
１月１６日
訴求力を高めよ
社員にいつも言っていたのは、「あなたの仕事は相手に感動を与えているか」という質問である。例えば営業の第一線で働いている社員にとっては「お客様」に対してであり、デザイナーにとっては「自分のデザイン」である。宣伝担当にとっては「キャッチコピー」であったり、「媒体が発する魅力」である。
相手を感動させるのは、その訴求力である。「訴えかける力」を示せるかどうかである。私は絵描きになりたいという夢を持っていた。クラマ画会に入会し、油絵を描いていた。すばらしい作品、物言わぬ油絵が「強烈な感動を呼び起す」そんな経験をした。
芥川賞を一緒にとろうと誘ってくれた友がいた。文字に書かれただけの小説が「現実よりも強く、深い感動を与えてくれる」ことを知った。
一日一日を大切に生きる私達にとって、自分の仕事に、自分の生き方に｢訴求力を高め｣「品質を高め」｢完成度を高め｣少しでもまわりの人々と共存共栄できる道を拓いていきたいものである。
「訴求力」があるかどうか、これを自問自答する毎日である。
2012年01月13日
福井県の幸福度
１月１３日
福井県の幸福度
「経済」最優先の時代を２０世紀とすれば、２１世紀は「人々の幸福度」を優先すべき時代ではなかろうか。「あなたは若者達に夢と希望を与える言葉を知っていますか」という質問を逢う人ごとにするようになった。ブータンの国王夫妻が東日本の被災地をまわって慰問される姿、天皇、皇后両陛下が慰問される姿、そこにはまわりの人々を温かく包みこむ慈愛に満ちた雰囲気で一杯である。親子の愛をはじめ夫婦の愛、家族愛、隣人愛、同朋愛など愛情あふれる環境を作り上げることにより、幸福度が増していくのである。
「汝の敵を愛せよ」との古人の言葉があるが、私はこれを「敵を作るな、味方をふやせ」と読み替えている。戦国の世を、乱世といわれた時代を終わらせたのはこの言葉である。
福井県が幸福度日本一になったのは坂本光司氏（中央大学教授）の評価によるが、誠に名誉なことである。人は「桃源郷」を求める。平和で豊かで愛に満ち満ちたところを求めている。福井県が「幸福度日本一」なのだと内外に向けて発信することを認知させてくれた坂本光司氏に深く感謝したい。
2012年01月12日
いい日旅立ち
１月１２日
いい日旅立ち
谷村新司の「いい日旅たち」という歌を知る人は多い。
この題名の映画を作ろうとの機運が福井で盛り上がっている。主演は前川清、後藤龍（バイオリン奏者後藤みどりの弟）他、福井市駅前の新栄商店街の中でセットを組み、福井県内の観光地をネットマークしながら話をすすめていくメロドラマ風の映画である。
福井県の一乗谷朝倉遺跡を売り出した安野俊彦氏のアイデアを元三船プロから東映へ移り独立した竹山昌利氏がプロデューサーを引き受け、中野理恵さんが資金管理を行い、監督は前田哲さん、脚本は篠原高志さん、撮影は佐々木原保志さんとのこと。
撮影の主舞台が新栄商店街の中にある私の会社が運営しているコインンパーキングの目の前という事で事前の相談があった。安野俊彦氏（元ＡＮＡ宣伝部長）とは旧知の間柄なのでその実力の程は十分承知しており、映画の完成を楽しみにしている。製作は「製作委員会方式」でやるとのことで既に第１回の製作委員会は済んでおり、１月２０日頃に第２回の委員会開催を予定とのことである。まちおこしの起爆剤になってくれることを期待している。出資者を募っているとのことで、理解者を捜していきたいと考えている。自主制作や委員会方式の成功例は決して多くはないが、映画作り、まちおこしに賭ける人は少なくない。夢があるストーリーなので、多くの人々の共感を呼んでくれるだろう。
2012年01月11日
地方経済
１月１１日
地方経済
福井という典型的な地方都市に本社を置く中小企業の経営者として、日々努力している身にとって、最近の地方経済の停滞は誠に歯がゆく悔しい次第である。
地方経済が敗戦以後繁栄をつづけてこられたのは地方での公共投資が牽引し民間投資が行われてきたおかげであった。それが公共投資が無駄遣いのように吹聴されて年々削減に次ぐ削減となり、今や地方におけるトップスリーの建設業者で生き残っているのは殆どない。
１９９０年頃から２０１０年頃までの２０年間を「失われた２０年」という人が多いが、この２０年の公共投資、民間投資は半分以下に激減している。即ち景気をよくする根本の投資が行われていないのである。
福井県は土建王国といわれてきた。戦前の「飛島組」は建設業界で唯一財閥解体に指定された名門であった。戦後は熊谷組、前田建設工業、飛島建設を先頭に地場の業者が全国に雄飛していった。
地方経済を活性化するにはやはり公共投資を呼び水とし民間投資を導き出すことが必要である。
２０１０年は北陸新幹線の着工、中部縦貫道の継続、敦舞道路の最終段階と明るい話題が続いている。
東日本の復旧工事もいよいよ着工を迎えようとしている。
これ等の公共投資はすべて真水である。これ等は想像以上の大きな効果をもたらすことと思われる。
新しい希望の年になることを確信している。
2012年01月10日
マグロ初競り
1月10日
マグロ初競り
東京築地市場の1月5日初競りで今年も新記録が出た。
生鮮マグロ1本269kgのクロマグロで価格は5649万円（1kg２１万円）のご祝儀相場だ。この初競りに、中国系のすしチェーン店の進出が目立ち、昨年も最高価格3249万円（1��9.5万円）で中国に持っていかれた。今年は日本のすし愛好のファンの為ということで築地本店のすしチェーン店「喜代村」が競り勝った。マグロは世界中で日本人が特に好んだ魚であったが、最近の日本食ブーム、すしブームの影響で、世界中でその味覚が珍重されるようになった。特に最近では中国でのすしブームの影響で価格が上昇している。
日本の食文化が世界に紹介され、その真価が評価されるのは嬉しいことではあるが、海洋資源の保護という視点を忘れるわけにはいかない。
初競りの元気な掛け声が沈滞ムードを吹き飛ばすきっかけになると共に、健康長寿の日本食文化への関心を高め、観光立国日本の新しいスタートになって欲しいものである。
2012年01月06日
八ツ場ダム
1月６日
八ツ場ダム
群馬県長野原の利根川水系、吾妻川で建設中の多目的ダムとして、１９５２年に調査に着手、1985年地元合意の上着工、しかし工事途中の2009年国交省は工事中止を表明。地元自治体の反発を受けて中止を棚上げにし、事業の適否を検証し、今年11月に継続が妥当との結論をまとめた。工事着工以来26年が経過している。工事中断以来2年が経過している。日本は豊かになり、国民の意識が緩んで事の大小を判断する力が乏しくなってきているようだ。物事はやり遂げてこそ効果を発揮する。中途半端は許されない。中途半端で放棄することはあらゆる意味でムダである。勿体ない。
新幹線や高速道路の交通インフラも全く同じである。貫通し、完成してこそ大きな経済効果を生み、地域に貢献し、人々を幸せにすることが出来る。原子力発電も然り。中途半端な方針は日本の経済コストを引き上げ、国力を奪う。何もしないことは悪である。決断は政治家の使命である。その事を忘れず意思決定を速やかにして、民の幸せの為に努力してほしいものである。八ツ場ダムの政治の迷走に納得の出来ない国民が多かろうと心配している。
2012年01月05日
日本酒で乾杯を
1月5日
日本酒で乾杯を
正月はお屠蘇で祝い、神社へ初詣でをし、お雑煮をいただくことで新年を迎えた気持ちになる。神前のお神酒も、お屠蘇も当然日本酒である。日本人の習慣の中で大切に守られてきた決め事である。
ところが新年会の席で、まず入口で手渡されるのは、殆どが水割りか、ウーロン茶か、ジュースである。乾杯は殆どがビールで行われる。日本酒愛好家の私としては誠に面白くないことである。そこで機会あるごとに、地元では何百年もの歴史を持つ地酒の酒蔵が数多くあることを吹聴している。「なぜビールで乾杯するのか」と質問しても答えられる人はいない。かっては「鏡開き」といって祝い事には必ず地酒の四斗樽からマス酒を頂戴したものだ。この「日本酒で乾杯を」という運動を今年は声を大にしてつづけようと思っている。「地産地消」運動であり「日本文化」を守る運動でもある。