Search
地域主権国家
10月22日
地域主権国家
民主党のマニフェストの一つが、明治以来続いてきた中央集権国家のシステムを変え、「地方分権へ移行しょう」というスローガンだった。地域主権国家の誕生である。国民は政官癒着や前例主義、事なかれ主義、難問題の先おくり体質などに怒りを感じていた。効率的で、目配りが十分に行きわたる地方分権を待ち望んでいたのである。残念乍ら実現の可能性は未だに小さく、国民の期待はうらぎられつつある。
地域の特徴を生かす道は残されていないのだろうか。
戦後の中央集権国家は全国一律の復興を実施してきた。地方の独特の資源、環境、歴史、文化は斟酌されず、どこへいっても同じ風景が広がることになってしまった。
国民が幸福を実感できる為の「国づくり」は、ムダを省き、プライマリーバランスをとり乍ら、地方分権への道を歩くことである。中央からこれを実現してくれるのを待つのでは、実現は不可能だ。地方から変えていくという発想こそ大切である。
現在は完全なネット社会である。不可能と思われることが、易々と実現できる時代となった。地方発の国づくりを期待して、私は日々微力を盡している。
このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2539