幸福学

4月19日
幸福学
イギリスの法学者ベンサムは人類社会は「最大多数の最大幸福」をめざすべきだと提唱した。幸福学は心理学者、哲学者が人類史上はじまってからずっと論じてきた。宗教家にとっても最大のテーゼである。日本の憲法第17条にも「日本国民は等しく幸福になる権利を有する」と明示されている。ブータン王国のGNH政策にも色濃く反映された思想である。21世紀に入ってこの「幸福」についての言及が各分野においてふえてきている。学校法人同志社の総長大谷實氏は私の尊敬する先輩である。彼が同志社大学学長の時、私は福井県のOB会の会長を勤めており、何度も歓談する機会があった。更に近年総長に就任された後は益々会う機会がふえ、「幸福について」話がはずんだ。日本ブータン幸福学会を発足するに当たり、発起人をお願いした次第である。幸福学は今後法学の分野でも大いに取り上げていただきたいことである。同時に医学の分野ではクリオティオブラィフとしての視点から幸福学への参入を期待している。これからの医学にとっての大きな課題だと考えているからだ。

投稿者: jsb 日時: 2013年04月20日 09:26

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