越前打刃物

4月21日
越前打刃物
冬物をかたづけようとして物置を整理していたところ、まだ使っていない包丁を見つけた。早速使うことにした。700年の伝統を持つ越前打刃物は、福井の数多くの伝統工芸品の中でも、異彩を放っており、1814年京都粟田口の御用鍛冶の名門千代鶴岡安の来福に遡る。そこで刀剣を作ると同時に農民の為に鎌を作り、それが越前鎌として全国に鳴り響いた。越前打刃物の祖として千代鶴神社が作られている。
越前府中藩の政策により、奨励された越前鎌は漆かき職人と共に全国を歩きまわりその切れ味が宣伝されていった。今でも越前市の中心部には越前打刃物の旧家が残っており、手づくり打刃物として料理人から好評を得ている。新しいデザインを採用した新商品も評判で、一度使うと手ばなせないとの声が多い。包丁の刃の刃紋は丸刈の輝きがあり、料理名人が愛好するというのも納得できるすばらしさだ。

投稿者: jsb 日時: 2013年04月21日 09:14

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