日本文化

4月26日
日本文化
古来より日本人には清貧に甘んじる心があった。欧米人にとって「貧困」は屈辱的で惨めで一日も早く脱出したい状態をいう。日本を訪れた明治維新前後の欧米人は、日本各地を旅して「日本は貧しい寒村もあるが、日本人はみな幸せそうだ」と驚いている。戦争のない300年の江戸時代を通して「幸福とは何か」を体験した日本人の表情から欧米人が気付いたのは「幸福」と「日本人」の関係であろう。日本には自然の美しさと共に、世界一のレベルにある富の蓄積、築き上げてきた技術力、1.2億人の均質で高度で優秀な人的パワー、そして世界有数のソフト開発力がある。日本語を軽視する傾向にあるが、この言語を使うことにより、常に脳を刺激し、脳を活性化することが出来る。日本語を使う日本人の知力が世界的レベルを遥かに超えているのは、日本語で生活してきたことにも大きな影響を受けてきた。この分野は自然環境や清貧の思想と共にもっと研究される必要がある。日本や日本人、あるいは日本語や日本文化を知らない人々があまりに多い。「もののあわれ」という人情の細やかさを感じる繊細な心や、「以和為貴」という道徳心などは、なお更知られていない。これは単純に「日本語」という言語の壁のせいである。英語や北京語、関東語を使って「日本の幸福」を世界に発信すれば、日本を見たい、知りたいという人々が多くなり、日本を訪れる人々が増えてくる。そうなれば平和を愛する日本人の本当の心を知るであろう。幸福を求めつづければ、戦争のない平和な世界を手にすることが出来る。そんな世界の到来を私は願っている。

投稿者: jsb 日時: 2013年04月26日 11:19

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