福井県を見よ

2月8日
福井県を見よ
福井県は小、中学生の体力、学力ともに日本のトップクラスを維持している。国の将来を担うのは子供達である。子供達に夢や希望を持ってもらうのは、私達にとって、最も大切な仕事である。西川一誠知事は早くから「希望学」「LHI」など、夢や希望についての研究を始められた。そして現在では福井県がリーダーとなって地方の13県が、これに取り組んでいる。47都道府県の中で、政令都市を持つところを除いた地方県が加盟する新しい地方の姿である。そこではまず「教育重視」の姿勢がある。教育現場の質を高めることが、地方再生の根本という認識である。続いて「子育て支援」がある。これは地方の人口の減少を補う大事な施策である。更に「地方経済の活性化」によって、都会で教育を受けた若者を呼び戻す雇用の受皿作りをすること。そして自然環境のすばらしい地方を、国民全体が認識できるような情報提供が必要だ。私の個人的見解では、「一票の格差をなくせ。憲法で言う国民すべて平等なり」という憲法解釈は明らかに間違いである。地方は都会に対してどれほどの貢献をしているか、考えてほしい。食料も水も空気もエネルギーもそして人材も、すべ地方が生産し、都会へ供給しつづけている。都会の人口は増減をくり返す。地方の人口は割合安定している。都会の所得が多く見えるのは大企業の本社所在地があるからだ。納税地を、生産を生み出す所に置きかえるだけで、日本は一変する。「ふるさと納税」の次の姿が、そこに見えてくる。都会の生活は、根なし草になる危険をはらんでいる。人間は孤独に耐えられない。家族で、地域で、支えあって生きてこそ本当の人間らしい生活が出来る。もう一度、福井県をよく見てほしい。そう考えて世界一幸福な国ブータンと福井県を比べるブータンミュージアムを作った。幸福について真剣に考えるためだ。

投稿者: jsb 日時: 2014年02月08日 16:04

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