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2014年04月のアーカイブ
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2014年04月30日
ブータンヒマラヤ
4月30日
ブータンヒマラヤ
ブータン王国はヒマラヤの麓の国と言われているが、訪れてみるとだいぶ趣が違う。ヒマラヤの麓ではなく、ヒマラヤ山中の感がする。6000ｍを超える山々が14座ある。最高峰はガンカ・プンスム7564ｍ。そしてチョモラリ7314ｍ、カンプガン7210ｍと続く。マサガンは7194ｍ、そしてジェジェカンプガンも7194ｍ。マサガンは日本人が初登頂した山で、その一員が私達の友人である。今回福井県の山岳連盟の総会に招かれて、登頂者の月原敏博副理事長が講演することとなった。名誉なことである。ブータン王国の山々はまだ処女峰が残っているが、信仰の理由から登山を制限している。トレッキングコースは完備しているので、山歩きは奨励されているが、私はまだトライしていない。酸素の少ない所でアップダウンの激しいコースは私には難しい。ただ空気が澄んでおり、水がキレイで、山々の姿が神々しいので、ゆっくり歩くだけでも価値がありそうだ。一度はチャレンジしたいとは思っている。
2014年04月29日
文化交流
4月29日
文化交流
ブータンとの文化交流を始めて早や2年が過ぎた。音楽から入り、電子ピアノの贈呈から始めた。今春4台目のピアノをインドカシオで購入し、首都ティンプーで私立学校(PPという0年生から小、中、高の一貫教育を目指している)へ持参した。日本人の先生が3名ボランティア等で教えられており、喜んでいただけた。子供達が日本語で「幸せなら手をたたこう」を歌って踊ってくれたのには感激した。次はカスタネットやタンバリン、ピアニカ等、日本で押し入れの中で眠っている、使われていない楽器を集めて送りたいと思う。知人、友人に声をかけて集めはじめたい。またタラヤナ財団という慈善団体があり、そこへの電子ピアノの贈呈もつづけている。四代国王妃が総裁をされていて、活発な活動をされており、特に地方への目配りの暖かさに敬服している。
2014年04月27日
キラリ会
4月27日
キラリ会
今月のキラリ会は焼鳥のチェーン店の老舗、「秋吉」の片岡常男社長をスピーカーに迎えた。71回目の会合である。転勤族のメンバーにとっては、「秋吉」は全国各地にチェーン店があり、他人とは思えない店である。焼鳥という日本人にとっては身近な食材であり、決して高くない庶民的な料理であり、そして何よりも元気になれる。「社長いらっしゃい」のかけ声もユニーク。対面販売の見本といわれてきたが、今日も大繁盛である、キラリ会の出席者は、情報交換の機会に恵まれると同時に自社のPRも可能である。友人の獲得にも多大な効果がある。私にとっては福井県都再生について、豊富な他県での知識経験に基づく有益な意見を聴く貴重な場となっている。会のメンバーは転勤族が過半を占めているので、期せずして、会の活性化がはかられている。有難いことといわねばならない。
2014年04月26日
駅前再開発
4月26日
駅前再開発
もう少し、もう少しと福井市の駅前再開発の着工時期を待ってきた。駅西再開発の工事が竹中工務店の手により、進んでいる。それにともなう変化を見極めるためである。2.3の動きはあるが、それぞれの思惑があり急な進展はない。私達もいくつかの案件で再開発の活動を進めようとしているが、前途には幾多の障害がある。「まちづくり」を推進するには、不退転の意志と粘り強り交渉力、そして何よりも人々より認められる人格見識、利他の心が必要だ。幾多の失敗の中で学んだ大切な条件である。捨てる神がある反面、思いもかけないところから拾う神が現れてくるのもまた事実である。今年こそ飛躍の第一歩が踏み出せることを期待したい。
2014年04月25日
思い切って海外へ
4月25日
思い切って海外へ
経済同友会の全国大会に出席した。グローバル化が大企業の間でドンドンすすんでいる。中国からアジア全域に広がりつつある。その中で私達中小企業は、どう対応すればいいのか。その解決策を考える大会である。日本を代表するパネラーたちの発言に耳を傾けた。ここ数年、私は東南アジア諸国を歴訪し、海外進出の時機をはかってきた。私達のように資金も乏しく、人材も少なく、情報も不足している企業にとって海外進出による失敗は命取りになりかねない。そんな考えになりがちであったが、ここ１年余りの安倍政権の下でも、残念ながらエネルギー危機の克服が遅れている。そして円安がすすんでいる。どんどん世界情勢が変化する中で、日本だけにとどまっていることのリスクも考えざるを得ない。今年はいよいよ海外進出の年になりそうである。
2014年04月23日
東京オリンピック
東京オリンピック
2020年まであと6年である。舛添知事が誕生してまだ日が浅いが、この6年間で東京は大きく変わるものと思われる。いや日本が変わる可能性が高い。20年の長い足踏みが続いたデフレを克服し、新たなステージへと幕が開く。輸出に頼っていた日本から、輸入大国への新しい道が開かれようとしている。まず観光である。外国人の観光客は急増していくであろう。この6年間の観光客の動向は、将来の日本にとって重要なデータとなる。十分注意して分析せねばなるまい。観光(ツーリズム)は世界中でもてはされているビジネスである。それが今、日本でも地方でも花開こうとしている。絶好のビジネスチャンスである。今世紀は環境とエネルギーの世紀といわれているが、さらに日本にとっては観光元年と位置づけ、私達も地方再生の礎を築き上げていきたい。
2014年04月22日
ブータン王国の首相にあって
4月22日
ブータン王国の首相にあって
ブータンを訪問した時のことである。ティンプーロータリークラブの例会に参加した。2年前からガサ温泉の再建につき技術者を派遣してもらえないかとの要望を聞いていたので、その後の意向を確かめにいったのである。ガサ温泉はインド政府の全面的な支援の下完全に復旧していたからである。ブータンには5〜6箇所の温泉場がある。その内チューブ温泉は俗化されていない旧来の温泉である。プナカから車で30分、徒歩1時間半（日本人の足では3時間）かかる。上部の湯には動物たちもしばしば現れる。中部の湯は人々が喜んで入り、下部の湯はユデ卵が出来る程熱いという。このチューブ温泉の再開発をロータリークラブが連携してやりたいというのである。国も県も支援するというのである。日本風の温泉旅館風のものを作りたいそうである。そこでツェリン・トプゲイ首相を紹介された。48才と若い。活発で熱心な会談が続いた。約1時間に及ぶ会談で多くの合意点が確認できた。さすがに若くして首相につかれた方だけに、処理能力の高さと見識に触れることができて感動した。私も妻を同伴していたが、首相も美人の奥さんが同席されてなごやかな会談となった。これからの交流に大いに期待を持つことが出来る。
2014年04月20日
福井新聞の取材
4月20日
福井新聞の取材
「キーパーソン」という名の連載記事の取材を受けた。ブータンミュージアムの責任者としての取材である。最近の入館者で目立つのが中学や高校の生徒たちが授業の一環として見学に来る。私達は遠来の観光客や研究者にはできるだけ丁寧に説明するようにしているが、授業の一環となればなおさら力が入る。その件での取材かと思っていたが、実はなぜブータンミュージアムを創ろうとしたのかとの質問であった。2011年11月のブータン国王ご夫妻の日本訪問時に遡る。世界一幸せな国ブータンからの訪日である。この時福井県は日本一幸福な県となった。私が18年前に設立した会社の社是の第一は「喜びの種、幸せの種を蒔こう」である。私の考えていた「幸福」というキーワードがブータン王国と福井県の幸福と一挙に結びついた瞬間である。そして2012年3月福井県の招きでブータンからダショーカルマウラが来福された。福井で初のGNHとLHIの講演会が開催されたのである。そこでブータンミュージアムイン福井の創設を決心していた私は、ウラさんにその設立の同意を求め、妻を連れてブータン王国訪問の意向を伝えたのである。ブータンからのビザは直ちに到着した。第1回目の訪ブは私達夫妻だけであった。以後第2回目が2013年5月6名。そして第3回目が2014年3月3名と続いた。次回は2014年9月に予定している。交流と各種の支援活動を通して友情の輪がどんどん広がっていくことに生甲斐を見つけている今日この頃である。
2014年04月19日
経済同友会
4月19日
経済同友会
全国大会が富士山の見える街静岡市で開かれた。二日間共に富士は雲の中に姿をかくしていたが、テーマの「持続可能な発展をめざして」に1000名をこすメンバーが全国から集った。基調講演は伊藤元重東大教授による「日本と地域の新成長戦略」である。その内容は「グローバル戦略」特にアジアの中間所得層は激増中であり、そこをどう攻めていくか。又、日本の輸出は伸びないが、輸入は増えていく。その輸入に関する商品の取り扱いを取り入れること。勇気を出して可能性に挑戦したいものだ。また日本への観光客が増えている。ここにもビジネスチャンスがある。日本経済はルビコン河をわたったとのこと。
2014年04月18日
熱中症での死者
４月１８日
熱中症での死者
ゴルフ場での熱中症の死者が増えているそうだ。老年のゴルファーが多いからかなと思ったら、意外にも50才から60才の方が最も多いとのことだ。病名は脱水症状。死者を調べてみると、殆どの人は前夜深夜まで飲んでいたという。深酒が原因。それからもう一つ理由がある。かけゴルフをしていたというデータがあるという。ストレスが加わったのであろう。深酒とかけゴルフそして炎天下でのプレーは死に至る確率が高いのだ。ゴルフを止めた私には関係なさそうに思えるが、深酒とストレスをともなう炎天下での仕事は注意したいと思う。
2014年04月16日
第4次ブータン訪問団
4月16日
第4次ブータン訪問団
今秋9月24日関空発でブータン王国への訪問団の参加募集をはじめることとした。10月1日関空着の8泊9日の旅である。メインイベントはブータンの首都の周辺でボランティア活動を行っている日本人の若者を激励し、同時にブータン政府の幹部達との交歓会を開催する予定。そして全焼してしまったワンデュポダンゾン（古い文化遺産でもある政治宗教の中心）の再建支援金の進呈。首都ティンプーの祭典（ブータン最大の祭）の見学を予定している。途中のタイのバンコックで1泊するので、買い物を楽しむことも可能だ。ブータンの幸福を体験し、これからの人生を考えるよい機会となることを願っている。主催はブータンミュージアムとＪＴＢの予定。参加費用は福井発着ですべての食事代、パーティー費用、国内旅費等を含めて約40万円（円レートの変動により多少上下する）。申し込みはブータンミュージアムへ。
2014年04月15日
長浜
4月15日
長浜
町村合併で福井県境まで長浜市となった。私の生誕地である。長浜城は秀吉が城持ち大名として初めて信長に許されて建造した。湖岸に面し河川をとりこんで、その後の日本の城の原型となった平城である。その後徳川時代も天領となり秀吉の時代から今日まで商人の町として繁栄を続けてきた。東に霊峰伊吹山を仰ぎ、西に母なる琵琶湖を持つ自然豊かなまちである。その長浜に、循環型社会システム研究所がある。その代表が森建司さんである。私の長浜北高の一級先輩。年に何回かお会いする機会があり、その都度刺激を受け、いろいろ示唆に富んだ話を聞かせていただいている。ＭＯＨ通信を発行され10周年を迎えられた。県内の知を集めて、世論をリードする程に打ちこまれている。「もったいない、おかげさま、ほどほどに」という哲学は私の「喜びの種、幸せの種を蒔こう」と大変よく似ている。「十方よし」はそっくりである。そして「ブータン王国の幸福」の研究を通して今後共交流を密にさせていただくつもりである。
2014年04月13日
有利子負債
４月１３日
有利子負債
経営改革を行う場合に3つの方策がある。一番効果が上がるのが人員削減の人員リストラである。アメリカではごくごく一般的に行われるが、日本では抵抗が強い。第二は資産リストラといわれる有利子負債の圧縮を資産売却によって行う方策で、これが最も多い。第三の方策は事業リストラでこれまた大きな困難をともなう。リーマンショック以後、上場企業は一貫して有利子負債の圧縮をすすめてきた。それがここ一年以上に亘り、反転して増加している。デフレ経営から積極経営にカジを切り、有利子負債を逆にふやしつつある。一年間で20兆円近くをふやしたのである。アベノミクスの第三の矢が放たれたと考えるべきだろうか。これからの展開が楽しみだ。
2014年04月12日
中心市街地
4月12日
中心市街地
福井市中心街の第一期5ヶ年計画（2007〜2012）についての分析結果の、達成率は「歩いてみたくなる町づくり」が74％と一番低くなっている。「居住人口」は微減で達成率83％。「訪れ易い環境」は微増で達成率90％。歩いてみたくなる町とは、どのようなものか。それには�．魁璽垢量棲硫宗��▲襦璽汎發良玄院�案内看板の整備。そして��そのコースの内外へのPRがなされる必要がある。それが不足している。行政も、商店街も、地権者も、必死で努力しているにかかわらず、その成果が表れてこないのは、まさにこの点の整備が遅れていることが原因している。「コース」の確定を急ぎ（これは5コースくらい作ってもよい）、そのルートに標識、案内看板等を設置していくことにエネルギーを注ぎこんでもらいたい。そしてこれ等のコースを歩きまわるイベントを、産官学金商民が協力して、定期的に行う必要がある。更にこの5コースのネーミングも大切だ。「足羽山足羽川とぶらり浜町」とか「片町周辺散歩」とか「歴史のまち歩き」「博物館めぐり」「ぶらり大名町歩き」「福ノ井を訪ねて」などなど魅力的な覚えやすいルート名の考案が必要だ。そして行政と市民が協力して、これ等のコースを歩くイベントを開催することで、一気にまちは活性化する。「ぶらり大名町歩き」と「博物館めぐり旅」は、今年から必ず実行したいと心に決めている。
2014年04月11日
不良長寿
4月11日
不良長寿
健康長寿を願い、まちなかに「生き生き地蔵尊」を招来し、毎月永平寺より３〜４名のお坊様を招いて辻説法をお願いしている。駅前商店街の皆様の健康長寿、そして商売繁昌を祈願している。参加するすべての方々のお名前を読み上げていただいている。
今日は免疫学会の会長から「不老長寿」ならぬ「不良長寿」という題名の講演があり、同時刻のため、地蔵まつりに参加できなかった。「不良長寿」という奇妙なテーマであったので、どうしても聞きたかったからだ。長寿の秘訣を聞いた。それは「人間気の持ちよう」である。私の意見と全く同じである。私はいつも「すべては自分の心次第で決まる」と考えている。「目の前が地獄と思えば地獄、目の前を極楽と思えば極楽」なのである。ブータン王国を訪れ、研究を重ねるにつれてその考えが正しいとの思いを深めている。順天堂の奥村康教授の話も同じである。「２１世紀は心の時代だ。」という。これも同感。何年も前から私が主張している。奥村氏と名刺交換をしたが、彼の著書を贈っていただけるとのこと。到着を楽しみにしている。縁は大切にしたい。脳梗塞になって倒れたら、３時間以内（これをゴールデンタイムという）に治療する必要があるとのこと。その時の護符をいただいた。「順天堂の奥村康教授の知人だ」といえという。すぐ治療してくれるとのこと。これまた有難い。
2014年04月09日
福井城
4月9日
福井城
福井市の最大の宝は歴史と伝統と文化である。そしてその具体的な形として残っているのは、地上では福井城址の内濠と石垣、地下には至る所に基礎の石が埋没している。旧城下の絵図面も数多く残っている。私も数枚の古図面を保持しており、いつもそれ等を眺めながら、遠く城主たちのおもかげをしのんで感慨にふけっている。2050年までにこの福井城の完全復旧と、隣地の御座所の復元、そして二重三重にはりめぐらされた濠や橋、やぐら跡などを含む地域全体を市民県民国民の憩いの空間にしてはとの大構想をうち上げた男がいる。出田吏市氏である。建築家であり、よさこいいっちょらい福井を立ち上げた男でもある。彼の熱い構想を聞き、大いに共感をした。発表の機会をつくりたいと思う。
2014年04月08日
高梨沙羅
4月8日
高梨沙羅
女子スキージャンプで最高のスターが誕生。サラちゃんだ。152センチと小柄だが安定した前傾姿勢が美しい。スキーと一体化して、いつも最長不倒距離を出す。弱冠17歳の高校生。オリンピックでは悪コンディションの為か金メダルを逃したが、実力は世界一だ。最近日本女性の世界での活躍がふえているが、サラちゃんはその中でも光る存在だ。精進を続けて、世界のスキージャンプ界の女王として、私たちの希望の星の座を守ってほしい。
2014年04月06日
講演会依頼相次ぐ
4月6日
講演会依頼相次ぐ
ブータン王国やＧＮＨ、ブータンミュージアム等に関する講演の依頼が増えてきた。ブータンミュージアムの衆知を徹底し、「幸福」について多くの方々に考える機会を提供することを私たちの使命としている。同時に福井のまちなか活性化のために、ブータンミュージアムを知ってもらい、賑わいづくりに役立ってほしいと考えている。今回は福井県山岳連盟からと、北陸建築家協会からの要請である。喜んでお受けすることとした。講師は月原敏博副理事長と私が担当する。テーマの選定やレジメの作成に時間をとられるが、これもまた楽しい作業である。
2014年04月05日
まちを回遊する
4月5日
まちを回遊する
歩きまわれるまちを創るということで、６年前から福井市の中心市街地活性化の取り組みがはじまった。各ブロックでは少しずつ変化があらわれだした。アーケードが完成し、アオッサという複合ビル、優建のマンション「エリアス」「幸橋グランデＣＨＡ」が完成、さらに駅西再開発が着工した。あとは回遊するシステムづくりである。足羽山・足羽川・浜町・片町・大名町・大手・中央の各町を結ぶ線と面づくりが必要だ。福井の駅前はコンパクトにまとまっている。魅力のあるスポットは多すぎる程多い。これをプロットし、線で結び、Ａ．Ｂ．Ｃ．Ｄ等のコース名をつけて、歩いてまわれるコースづくりが何としても必要だ。その為のイベントを今年は何としてもやり遂げたい。そこで中心になるのが福井城址の福ノ井と福井中央公園そして私たちのブータンミュージアムである。今そのコースを必死に考え続けている。何を選ぶのか。魅力のあるお店が多く、選ぶのが大変なのである。
2014年04月04日
金曜会
4月4日
金曜会
三菱グループの主要企業の社長があつまる社長会の名を金曜会という。住友グループの社長会は白水会という。私の友人が三菱ケミカルの元副社長だったので、彼をＪＲ東京駅前の丸の内に訪ねていく事が多かった。その頃金曜会は三菱ケミカルビルで開かれていた。その頃三谷商事の役員をしていたので、三谷グループもいつか三菱グループに匹敵できる一大グループにしたいと夢見ていた。今三谷商事グループは福井県下でも指折りの存在を誇っているのは同慶の至りである。私は先日私達のグループ企業の社長に呼びかけて「金曜会」を組織した。毎月主要グループ会社の社長に順次直近の3ヶ年計画を発表し、お互いの絆を深めようと考えたのである。第1回目は私の夢を語った。変化が私達の予想以上のスピードで襲ってくるのが現在である。それに的確に対応していくにはスクラムを組み、情報を共有し、それぞれがまたアンテナを高くすることを求めた。資本金のトータル約10億円を3年後の3ヶ年計画終了時に30億円にしたい。自己資本や（売上純利益）付加価値も大きく延ばしたい。成長は悪だという考えが出てきたが、成長は企業にとって必然である。「十方よし」を掲げる私達にとって縮小均衡は幸福をもたらさないと信じている。「足るを知る」ことと「成長する」ことは相反するものではない。
2014年04月02日
ブータン国際マラソン
4月2日
ブータン国際マラソン
第1位はブータン陸軍の若者。女性の第1位はＪＩＣＡブータンでボランティア活動をしている日本女性の吉井レイカさんであった。そして60才以上シニアの部の第一位は、福井から独りで参加した本田倫夫さん（70才）。本田さんはブータンへ出発する前に来館された。ブータンの気候、地理、高度などの説明をした。70才という高齢で標高1000ｍの高地で、上下500ｍをこえるアップダウンのフルマラソンを走ろうというのである。私は勝つことよりも走る楽しさを満喫することを極力すすめた。その結果がシニアでの優勝である。帰国後すぐに報告に来館された。ブータンらしい優勝タテと表彰状、そしてゴールした時に首にかけられたカタを見せていただいた。珍しいのでしばらくミュージアムに展示させていただくことになった。次から次へと「ブータン」を縁として、友情の輪が広がっていくことはうれしい。感謝している。
2014年04月01日
原発ゼロ
4月1日
原発ゼロ
2010年度の日本の電力供給量の内訳は、火力66.7%、原子力24.9%、水力7.8%、クリーン0.6%であった。クリーン発電の低さは、原発ゼロの議論にとって最大のネックになる。たしかに、2003年度の新エネルギー（クリーン）供給量が４億kWであったのが、2010年度には103億kWへと、約２．５倍に増えてはいる。しかし未だ、電力総供給量に占めるシェアはコンマ以下に過ぎない。原子力に取って代わる力は、残念ながら、無いに等しい。国策として全力を挙げたとしても、原子力に取って代わるには、２、３０年が必要だ。日本の発電を支えている火力について考えてみると、LNGが総火力発電の56%を占めてトップ。次の石炭火力が29%、石油火力が残りの15%となっていて、かつてのトップの座は完全にLNGに譲った。要するに、いま日本の発電を支えているのはLNG であって、これが、総発電量の約38％、次いで原子力が約25%、そして石炭が約19%、石油が約11%、水力約8%である。原発ゼロを実現するには、LNG発電に注力することが、まずは最重要となる。そして、石炭火力のCO2削減にもいっそう注力することが必要となろう。無論、政策的には、クリーン発電普及促進策も求められよう。水力の再活用も重要である。国のエネルギー政策の確立を求める西川一誠福井県知事や、元首相の小泉純一郎の原発ゼロ発言も、すべてが原発再稼働の決断を促すと同時に、新エネルギー政策への指針確立の必要性にも言及しているのである。優柔不断は許されない。