トレッキング

7月2日
トレッキング
ブータンの魅力にトレッキングがある。主なコースは11あり、季節は初夏から秋にかけてが一般向。ブムタンカルチュラルトレックは色とりどりの花が咲き乱れるコースにあり、人々の生活を身近に見学できる。また最近再建されたガサ温泉からラヤに向かうガサ〜ラヤトレックは、少数民族の村訪問とガサ温泉(日本の温泉宿と違う)での入浴を楽しむことが出来る。シェムガン県のパンバンからモンガル県に抜けるマナストレックは南ブータンにあり、独特のコース。上級者向けのコースは標高5000mを超す峠越えのスノーマントレックがある。貴重なブルーポピー(ブータンの国花)やノビレダイオウを観察できるジョモラリトレックは名峰ジョモラリを間近に見るコースである。殆どのトレッキングコースは国立公園、準国立公園内にあり、開発が厳しく制限されているので、コースの整備は行われていない。コースへ自由に入ることは出来ず、事前に旅行社を通じて政府の許可を取っておくこと。案内人付、重装備の荷馬付でないと危険がともなう。コースは勾配が急なところが多く、見晴らしのよくないところが多い。ホテルはなく寝袋だけでは風雨をしのげず、薪の入手は不可能。水、飲料、ガス、調理器具、テント、食材などの全てを馬の背に積んで隊列を組んで行くことになる。案内人付コック付である。トレッキング客は手ぶらでの山登りを楽しむことが出来る。標高3500mまでのコ−スは、照葉樹林帯と呼ばれる亜熱帯ジャングルで、その中を歩くことが多い。スイスやネパールのトレッキングコースと根本的に異なるのがこの点である。ジャングルのコースは道の整備がされていないだけに時間がかかる。3500mを超えると氷河地形に入るので眺めがよくなる。ブータンのトレッキングは数百年の年月を遡ってタイムスリップした感じを味わえる夢のコースばかりである。先頭をゆく馬の首につけた鈴の音にひかれていく別世界である。

投稿者: jsb 日時: 2014年07月02日 09:18

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