京都の大学

9月11日
京都の大学
京都は大学が集中している。その密度はおそらく世界一であろう。京都市の人口145万人に対して、28大学の学生数15万人という。全住民の1割以上が大学生である。アメリカではボストン市が学生比率が最も高いとされているが、京都には及ばない。京都にあこがれて全国から学生が集まってくる。例えば同志社大学の学生達の出身高校を調べてみると全国各都道府県から来ている。この傾向は140年の長い伝統の中で、地方隅々まで名前が知られてきたからであろう。全国各地の校友会活動そして世界各地にOB会が結成され、母校へのノスタルジーの影響もあろう。親兄弟が同志社人という、同志社ファミリーも多い。学問するに適した京都という環境も大きく貢献していると思われる。
学ぶとは学校や図書館や研究室に閉じこもってするだけでなく、社会との接触、自然とのふれあいの中から掴み取っていくものである。京都ではどこへ行っても、どこの大学生でもみんな「学生さん」と敬称をつけて呼んでくれる。東京では「学生!」と呼ばれて、その対応の差に唖然とした経験がある。京都はまさに学生のためのまちである。

投稿者: jsb 日時: 2015年09月11日 18:25

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