KBSの取材

10月7日
KBSの取材
10月3日、4日は長浜出世まつり(アートイン長浜)が開かれた。長浜伝統産業館の入場者数は、オープン以来最高の800名を超えた。まち全体に200店舗の仮設のアーティスト達が出店した。彼等は全国から集まってきて、道路にそれぞれ思い思いの店を出している。売り上げは期待したほどではないようだが、自分達の創作したものが売れるところに魅力がある。今回は第29回目とのことで、今からもう来年の企画に余念がない人も多い。私は韓国から来たKBSのラジオディレクター2人の取材に応じた。長浜は韓国でも注目を集めているとのこと。約1時間近く、立話ではあったが、秀吉以来の長浜のまちの伝統、そして戦後の繁栄から、その後の低迷、スーパー西友、長浜城、黒壁、そして楽市楽座運動を推し進めている町衆の努力。などなど熱く語った。韓国でも伝統産業や民族衣装が忘れられようとしている危機感を共有し、どうすればよいかを共に語り合った。「なぜキモノを着なくなったのか」これは韓国人記者だけでなく、来館者の多くの老人達が投げかける質問であった。私の答えは「あなたはなぜキモノを着ないのですか」である。ブータン王国では学校も役所も、お寺も民族衣装を着ないと入れない。それがルールであり、民族の誇りである。民族の誇りを失うと国はつぶれる。心しなければならない。私達も来週はキモノを着ようと考えているところへ、友人が甚平を着て入ってきた。町を愛する人はやはり違うとうれしくなった。

投稿者: jsb 日時: 2015年10月07日 11:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://119.245.185.34/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3295

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)