曳山祭

10月18日
曳山祭
祭は人の心をとらえて放さない。高知のよさこい、徳島の阿波おどり、北海道のソーランと各地に独特の哀調をおびた歌がある。長浜の曳山祭のシャギリ(囃子)を聞くと、春の訪れを感じ、思わず体が動き出す。長浜の曳山祭は山車(ダシ)の上の舞台で子供歌舞伎が上演される。祭の行事は春の1ヶ月だけでなく、前年の秋口から長浜八幡宮に氏子総代以下役員が参集して翌年の祭の打合せがはじまる。毎年4つの山車が出番となり、歌舞伎の演目選定、出演者選定そして全員の訓練と多忙な毎日がはじまる。ほとんど1年を通してまちは曳山祭の準備とその実行、そしてその反省また次年度への準備と休む暇もなく続いていく。この連続性とまち全体が一致団結して祭を盛り上げていく風土が、長浜曳山祭を育て上げてきた。来年秋にはこの曳山祭がユネスコの文化遺産登録になる可能性があるとのことで、まちでは期待感が高まっている。世界遺産とは何よりの朗報である。泉下のご先祖様もお喜びであろう。

投稿者: jsb 日時: 2015年10月18日 10:01

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