北前船

10月12日
北前船
北海道の昆布やニシンそしてニシンの魚油を絞ったカスなどの魚肥を日本海から敦賀経由で琵琶湖を通り、京都へ届けたのが北前船と近江商人である。京の料理の粋「昆布ダシ」の原点といえよう。千石船を中心に一枚帆を上げて、港々で売買を続けながら航海した。1600年代にはじまり、明治時代まで続く交易の道である。松前の商権を握っていたのは近江商人の両浜組だった。
今、北前船を日本文化遺産に申請しようという動きがある。北海道から東北、そして越前町や敦賀港など11市町が提携して行うとのこと。福井はコンブロードの中継地として重要な役割を果たしており、主要メンバーとして参加している。北前船が現代によみがえろうとしているのを見るにつけ、昆布のダシ文化をもう一段スケールアップして、新しい健康食品として全国に世界にアピールしていきたいものである。

投稿者: jsb 日時: 2016年10月12日 12:03

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